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「…っ」 頭がガンガンする。鈍い頭の痛みと直接的な手首の痛みで少しずつ意識が現実に引き戻される。 「やっと起きた?圭一君?圭一君がお寝坊さんだから 魅ぃちゃんはレナがお持ち帰りしちゃったよ」 「…レナ?」 ぼんやりしていた視界がクリアになってきた先には 「み…魅音!?」 「いやああああああああ!見ないで!圭ちゃん見ないでぇぇ!」 紅に染まる教室の一角。両腕を縛られて寝転ぶ俺の前には 同じように両腕を縛られ衣服はだけた魅音が レナに押し倒され無理やり足を開かされていた。 「レナ、お前…!何してんだよ!!!」 「ほら、魅ぃちゃん?だーいすきな圭一君が見てくれてるんだよ? もっと可愛い声で鳴いてあげなよ」 震える魅音の耳に唇を寄せそっと息を吹きかけるよう囁く。 疲労と快感と嫌悪感がぐちゃぐちゃになったような魅音の表情は 普段、俺達をリーダーとしてひっぱる勝気な「園崎魅音」とすぐに結びつかなかった。 「んあっ…アアぁっ、やだ!レナ!けいちゃっ、アァ!」 レナは魅音の豊満な胸に吸い付きながら白く細い指を魅音の中に入れこねくり回し続けた。 「く…」 俺は一瞬刺激の強い魅音の痴態に目を奪われたものの 泣き崩れる魅音の表情に耐え切れなくなりせめてもと頭を地面につけて目を逸らすしかない。 「圭一君、これは罰ゲームなんだよ?ちゃんと魅ぃちゃんを見てあげて。 じゃないともっと酷い事を魅ぃちゃんにしちゃうよ」 レナは左手に握り締めた鉈を魅音の左脚にゆっくり突き立てる。 白い肌にツゥ…と紅い線が伸びていく。 「痛っ、アアアっ、あぐっ…レ…ナ、ごめん、ごめんなさ、あぅ…」 魅音の悲痛な喘ぎ声が響く。思わず俺は顔を上げた。 「なっ…!レナ!!お前いい加減にしろよ!!…っ、俺はちゃんと見てるだろ」 「アハハハハハハハ!魅ぃちゃんは痛いのが気持ちいいのかな? それとも圭一君に見られて感じる?さっきから何回もイってるのに魅ぃちゃんは欲張りさんだね」 レナは暴言を吐きつつも俺が魅音を見ているのを確認すると鉈を捨て、 余った左手は魅音の乳首を弄る事に費やす。 「ああっ、んあっ、はぁっ…!駄目…もうだめぇっ」 くちゅくちゅと激しい水音と魅音の嬌声がほぼ同時に止んだ。 「はぁ…はぁ…は…」 魅音の首ががくっと力なく項垂れた。どうやら失神してしまったらしい。 「………っ」 いつも皆で楽しく過ごしているはずの教室なのに 違う空間に迷い込んでしまったような錯覚を覚える。 なんで?どうしてこんな事になってるんだ? 確か放課後、魅音に呼び出されて…―――――――― 「え…?これ俺に?」 渡されたのはピンクのハート型の箱に可愛らしい赤いリボンでラッピングされたチョコレート。 そう、今日はバレンタインデーだった。 「お、おおおじさんね…日頃圭ちゃんにはお世話になってるし、感謝の気持ちだよ!うん!」 「アハハ。有難うな、魅音。お前からもらう物だと タバスコでも入ってるんじゃないかって疑っちまうぜ」 「ひどーい!圭ちゃん!で、でも今回は絶対にそんな事…してないよ」 「…?なんでだ?」 頬を染めて下を俯く魅音。おいおい、なんだか可愛いぞ。ちょっぴり期待してしまう。 「だ、だっておじさんが圭ちゃんに作ったそのチョコは…」 ゴッと鈍い音がした。後頭部に焼ける熱さを感じる。 「圭ちゃん!」と焦ったような魅音の声が聞こえた気がした。 …――――――――――――――――――――― 「あははははははははははははは!!!」 レナの高笑いで回想からハっと我に返る。 俺は魅音からチョコをもらった時に誰かに殴られた? ぼやける頭で今の状況を必死に整理する。俺を殴ったのはレナ? 「魅ぃちゃん、イキ過ぎて気絶しちゃった。レナを裏切るからこうゆう目に合うんだよ? レナも圭一君が大好きだったのに。抜け駆けするなんて酷いよ、魅ぃちゃん!」 まるでレナは壊れた人形に興味がなくなった子供のように 魅音を地面に叩きつけると俺の方に歩みよってきた。 手には禍々しく光った鉈を手にしたまま。 俺はふと自分の横に魅音からもらったチョコレートが ズタズタに崩されて転がっているのに俺は気づいた。 「…っ!お、おい!レナ!お前どうしちまったんだよ!なんだよ、これ! お前はこんな心無い事をする奴じゃないだろ!?聞いてんのかよ!?」 悲しさと悔しさで涙が浮かぶ。おかしい。レナはこんな奴じゃない! 「圭一君は相変わらず鈍感だねぇ?でも身体は素直だよねぇ? 魅ぃちゃんのエッチな姿見て股間を膨らませてたんじゃないの?」 その言葉を頭が理解するよりも早く身体がビクっと素直な反応を返す。 すかさずレナが俺の股間を痛いぐらいに蹴飛ばしてきた。 「ウぁっ…!!!」 なんともいえない感覚に俺はのた打ち回る。 レナは鉈を俺の横に放り出すと 悶える俺を仰向けに押さえつけて圧し掛かってきた。 「んぐっ!んんんっ!」 俺の顔を白い手で拘束してきたと思ったら乱暴に唇を重ねられる。 「レナ…!ぅ…は…」 叫ぼうと開いた俺の口に今度は舌が入り込んできた。 女の子とキスなんてした事ない俺は、レナの甘い香りと柔らかい舌に酔いそうになる。 レナにされているのか、俺の方からレナを貪っているのか分からなくなってきた頃には お互いの唾液で口周りはべとべとになっていた。 「圭一君、女の子とこうゆう事するの初めて?」 「…」 「アハハ。相変わらず圭一君は分かりやすいなぁ」 気持ちの良いぐらいの笑顔でレナが笑い飛ばす。 でも目はちっとも笑っていなくて、どこか影があるように見えて仕方ない。 「で、もっとここは気持ちよくなっちゃったんでしょ?」 ズボンの上から膨らみを撫でられたかと思うと強く摘まれ上下される。 「ィ…」 魅音のあんな姿を見て、レナにねちっこいキスをされ 不謹慎ながらも下半身は収まりがつかなくなっていた。 「圭一君、ズボンに染みが出来てる。苦しいだろうからズボン脱がしてあげるね」 「…!や、やめ!」 「圭一君のオットセイかぁいい~!はぅっ」 パクっとまるでアイスでも食べるかのようにレナの口内に含まれる。 「ヒっ!あ、ああっ…ぐっ!」 生暖かいレナの口は信じられないぐらいに気持ちよかった。 こんなのレナじゃないと頭で分かっていても腰が揺れて止まらない。 「っ、んぅ…ふ…ぅ…」 「うぁ!レナ!レナ!も…」 俺は無様にもレナの口内に欲望を放ってしまった。 「あは☆圭一君の不味ーい。出したのにこんなにカチカチだね。こっちはどうかな?」 まだ余韻が冷めないというのに あろう事かぬるぬるした細い指でとんでもない所に指を突き入れられる。 そのまま余った手で玉を揉みしだかれ、 口で亀頭を吸われてしまえばひとたまりもなかった。 「い!っ…!あ、ひぃ、あああぁっ、あァ…!」 恥ずかしいとかコンナ事とか考える事すら出来ない。二度目の絶頂はすぐそこ。 「何?またイクの?でも駄目だよー。圭一君ばかりずるいんだから。はぅ☆」 もうイキそうというところで愛撫をピタっと止められる。 …苦しい。これではほとんど拷問だ。 「れ、な…っ」 「レナも気持ちよくなりたいな。見て圭一君、 レナのこここんなにぐちゃぐちゃなんだよ?レナのここに圭一君は入れたくない?」 レナはスカートをめくり上げ、下着を足首までずらすと、 人差し指と中指で中を拡げて見せた。 ぬらぬらと濡れたレナの中を見て 興奮が余計に高まってしまう。思わず喉が鳴る。 「ちゃんとお願いしてみなよ。家畜なら家畜らしくお願いしなきゃ」 レナは敏感になってる俺の息子を思いっきり握り締める。 「ヒっ…!!い、痛い!レナ!」 「”お願い”するんでしょ?ほら」 「い、れさせてくれ…」 「圭一君は言葉遣いが悪いね。もっと丁寧にお願いしないと虐めちゃうよ」 このままじゃ焦らされて気が狂う。 「…レナの中に俺のだらしないペニスを入れさせて下さい…!」 「うん、合格。見て、圭一君。レナの中に圭一君が入っちゃうよ」 ゆっくりとレナの体重が俺の身体にかかっていく。 ズルズルと俺の息子がレナの中に埋まっていく。 きゅうきゅう締めつけられて待ち焦がれていた快感に 俺は手が動かせないじれったさを感じながらも快感に従うように 腰を揺らし始めるしかなかった。 「あはっ…ん、ああ!圭一君、圭一君。イイ、いいよぉ」 レナも腰を激しく上下に動かす。止まらない。何もかも。 「はっ、はぁ…!れな…っ…んっ…!ア」 どちらともつかない嬌声が漏れる。すぐにイってしまいそうだ。 「んっ…ぃ!」 「ね…圭一…君、私、圭一君をね…どうしたら独り占めできるか考えたの」 レナは右手にそっと鉈を握り締める。 「はっ…っ…?」 警告を知らせる鐘が頭に響いてるのに身体は動かない。動かせない。 「圭一君が私と同じ快感の中で死ねたら幸せだと思わない?」 彼女の鞄の中にあったのは青い包みの可愛らしいチョコレート。 さっきまで汗を流し、快楽に頬を紅潮させていたはずの彼女は 残酷な笑顔でこの世の物とは思えない位に綺麗に笑った。 …――――――――終
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j 「おはよう、悟史!」 学校に登校した私は机に着いていた悟史に声を掛けた。 「おはよう魅音、今日も元気だね……」 「ふっふっふ……おじさんは元気だけが取り柄だからね」 私に変わらないその優しい笑顔を携えて悟史は言った。柔らかい微笑を見ているとこっちのほうが元気を貰ってしまう。屈託の無い瞳に見つめられてしまうとなんだか胸がどきどきして仕方ない。 「あのさ、悟史。ちょっと宿題見せて……くんない?」 「えっ、またかい……魅音……」 私と悟史はこの雛見沢に生まれ育った、俗に言う幼馴染というやつだ。幼い頃からの友達であり、一緒に雛見沢を駆け回っていた日々を思い返す。分校にも同級生として通い共に学んでいる。 悟史はとても仲間思いの優しい男子でどちらかというとおっとりとした性格をしている。 むうっと言うのが口癖で、何か困った事が起きるといつも眉をひそめている。その表情を見ると、こっちから何か手助けしてあげないという気持ちを起こさせてしまう。悟史は私の親友の一人だ。いや、それ以上の感情がもう芽生え始めていたのかもしれない。心の中に悟史の居場所が、ぼんやりとした心地よさを含むその場所が私の中にあったのだから。 でもそんな優しい悟史の顔が曇り始めてきたのは、いつの頃からだっただろう。ただ蝉の鳴き声が険しく聞こえ始めていた事だけが私の頭の中で反芻されていった。 悟史の妹の沙都子の体調が優れない日々が続いた。同調するように悟史も徐々に不調が襲っていった。 「……ごめん魅音、ちょっと一人にさせてくれないか……」 そんな言葉が毎日のように繰り返された。優しい笑顔が段々と蝕まれていくような感覚が私を支配した。 北条の、悟史の叔母から虐待を受けている。そんな話を聞いたのはそれから少したった頃だ。妹の沙都子とのそりが合わないらしく、沙都子と悟史に強く当たっているらしい。 それを聞いたときには、居ても立ってもいられずに、悟史の叔母の行為を止めさせようと考えた。 しかし、頭に浮かぶだけでそれはできなかった。家柄の都合上、園崎と北条には確執があったから。 ダム戦争の澱だった。北条家の人間は裏切り者として村の除け者にされていた。私は園崎の頭首代行を務めている。だから無闇に動こうとすると園崎の信頼を失墜させてしまう。 裏切り者を村の総意の権化が救うことは村の誰も望んでいない。私が悟史の友人であった事に村の人はいい顔をしなかったほどだ。悟史への想いと家柄に挟まれ、私は無力な存在だった。 そんな悟史と沙都子の心痛を少しでも和らげようと私は部活を開いた。感じているストレスを少しでも発散できればいい。当時の私にできた未来の見えない二人への最低限の罪滅ぼしだった。 そんな二人への施しも実を結び、悟史と沙都子に笑顔を見ることができた。あの優しい顔をうかがい知ることができただけで私の心に光が燈った。 「ありがとう魅音。沙都子もとても楽しがっていたよ」 「あはは、いいんだって。このぐらい。喜んでもらえて部長名利に尽きるねぇ」 突然ふわりとした優しい感触が頭の上にあった。 「ふぁ……」 「本当にありがとう、魅音」 暖かった。心の底から包まれるような温もりを感じる。胸の高鳴りが止まらずに鼓動が直接聞こえてきた。悟史への想いが一層強くなった瞬間だった。 「ねぇ……お姉。お姉の同級生に男の子がいますよね。名前はなんて言うんですか?」 突然、詩音の口から悟史のことが出て来て、少し困惑した。 「そう……悟史、君って言うんですね……」 昭和57年、興宮に住んでいた私の妹の詩音はこれもまた園崎家の都合上、私と離れて暮らしていた。拘束される生活に嫌気が差したという妹のために私は双子の特性を活かして詩音と時々入れ替わりを行っていた。 私が詩音と入れ替わっている時に詩音は悟史と出会ったのだろう。それからというもの詩音は悟史の事を私に頻繁に尋ねてきた。詩音の様子から見て、悟史に恋を抱いたのだろうと私は感じ取ってしまった。双子の妹の事だったから薄々思ってはいたのだが。 詩音は頻繁に入れ替わりを求めるようになり、悟史と会う機会が増えていた。代わりに私が悟史に会う機会は少なくなっていた。悟史を焦がれる気持ちが溢れ出始めたのも、この頃からだった。 「魅音、この間は差し入れありがとう。とっても美味しかったよ。どうやって作ったんだい?」 私にはまったく記憶に無い事を悟史から聞くことが多くなった。魅音として過ごしている詩音との思い出を聞かされることが多くなったのだ。それを聞くたびに悟史を詩音に取られてるような感じがして悲しくなった。でも詩音に対して私が悟史に好意を持っているなんて口が裂けても言えない。妹を興宮に追いやってしまったのには私にも責任があったから。 悟史への想いと詩音への思いに挟まれた私は身動きが取れなかった。ただ二人の仲を見つめるだけの孤独な時間が増えていくだけだった。 「お姉、ごめんなさい。私ちょっと、悟史君にひどい事を……」 悟史が相当精神的にまいっていた頃だと思う。詩音の言葉に心が痛んだ。詩音は悟史を思うあまりに沙都子に手を出してしまったという。悟史にも相当咎めを食らったことを詩音は涙ながらに訴えてきた。 「……大丈夫、詩音。私が明日悟史に会って謝って来るから……ねっ、もう泣かないで……」 詩音のためなのか私の悟史への想いのためなのか、複雑に入り混じった気持ちを持ちつつ私は泣いていた詩音をなだめていた。迷惑なことをしてくれたという詩音への気持ちが無かったと言う訳ではない。その一方で悟史に嫌われてしまったのではないかという気持ちが私を取り巻いていた。 翌日私は悟史の家に向かった。息を大きく吸い、気持ちを落ち着かせた後に言葉を発した。 「……ごめんください」 「はい……。……魅音……」 私の顔を見て複雑そうな顔をした悟史が私を出迎えた。 「それで……何の用」 悟史の言葉に少し棘が含まれていた。心に刺さってくるそれを堪えながら私は言った。 「昨日の事なんだけど、その……謝りたくて……さ」 身に覚えの無い事を、しかも悟史に謝らなくてはならなかった。詩音のためだったのか、私のこれ以上嫌われたくないという気持ちがあったからなのだろうか。押し潰されそうな心を震わせて私は謝罪の言葉を述べた。 「ごめんなさい、悟史。私あの時、気が動転しちゃってて……悟史と沙都子に迷惑を……本当にごめんなさい」 しばしの逡巡の後に悟史が答えた。 「正直、魅音がどうしてあんなことをしたのか……理解ができない。もしかして僕らの事をもっと深くに陥れようとしてやったんじゃないのかと……思ったよ」 「そんな……事、微塵も思っていないよ、悟史。そう思ってしまったんなら、本当にごめん。謝って済む問題じゃないかもしれないけど……」 悟史の心痛がくっきりと私に刻み込まれた。私は謝罪を繰り返すしかなかった。 「ねぇ、魅音。もう沙都子も精神的にまずい所まで追い込まれてるんだ……誰も助けてはくれない、ただみんな見ているだけで……」 つらつらと悟史は凝り固まった心の内を吐露していった。こんなにも悟史は追い詰められていたなんて思いもしなかった。いたたまれなかった。 「悟史……あの、こんなこと言われるのは心外かもしれないけど……私は悟史の味方だから。もう悟史を追い詰めることなんて絶対しない。できることがあるなら私、何でも手伝う」 気が付いたら私の想いを悟史に吐いていた。悟史とこうやって向かい合う機会はもう無いだろうと感じていたからなのかもしれない。 「……」 悟史は押し黙ったままうつむいていた。 「私が言いたかったのは……それだけなの……ごめん、邪魔したね。私帰るね……」 席を立ち、悟史に背中を向けたときだった。 「待ってよ!」 私の体をぎゅっと悟史が後ろから抱きとめていた。初めて感じる悟史の体温とにおいが私の体を包んだ。すっと頬が熱くなっていくのが分かった。 「……助けてくれよ……魅音。僕を見捨てないでくれ……」 「悟史……」 悟史の手をやさしくとって私は悟史と向き合った。悟史の顔がこんなにも近くにあったのは初めての事だった。 「大丈夫、悟史……私は……」 高鳴る鼓動を必死に抑えつつ、私は想いを初めて打ち明けた。 「私は悟史の事が……好きだから」 涙に濡れていた悟史の瞳を見詰める。永遠に思える時間が過ぎた後にどちらからともなく唇を重ねた。その柔らかな感触は今でも憶えている。忘れることなんてできない。 「魅音……」 唇を離した後に私は言葉を紡いだ。 「来て……悟史……」 悟史の少し硬い指が私の乳房に触れた。アルバイトをしていると聞いたからその苦労をうかがい知る事ができた。心身ともに疲弊している悟史がたまらなくいとおしかった。 「すごく……柔らかいんだね……女の子の……」 「ん……」 悟史のその言葉を聞いたとき、私は悟史の初めてになるんだろうと思った。 ───詩音とはまだ関係を持っていないんだ…… そんな考えを持ったときに私の体に電気が走る。 悟史が私の乳房にむしゃぶりついていたからだった。悟史の舌から感じられる生ぬるい感触に私は包み込まれる。敏感になった突起からくすぐったさに似た心地よさが襲ってきた。 悟史の濡れた光沢のある舌の、その艶めかしい動きを見て思わず吐息が漏れる。 「んん! さ……とし、そんなに……強く……」 「あ、ああ……ごめんよ、魅音」 はっと悟史が顔を上げ私から口を離す。私の片側の乳房だけが悟史の唾で濡れて、その中心で突起が恥ずかしいぐらいに起立していた。 「……今度は悟史のを……」 体勢を変えて私は悟史のものに目をやった。初めて見る男性の、天を衝くかのごとく隆起しているそれを見て私は驚きを隠せなかった。 「これが……悟史の……」 「むうっ……あまり……見ないでくれよ……」 悟史の困惑を聞きながら私は恐る恐るそれに両手で触れた。触れる瞬間に悟史から小さな声が漏れる。 ───大きい……そしてかたい。これが私の中に…… そう思うと若干の恐さが湧き出てきたが悟史のものだと思うと、いとおしさが溢れてきた。 脈打つそれの熱さを感じながら、私は悟史に伝えた。 「悟史……来て……悟史のが欲しいの」 「……魅音」 悟史のものが私の入り口にあてがわれた。 「いくよ……魅音」 悟史が前屈みになってぐっと力を入れた。同時に裂かれるような痛みが込みあがってくる。 「……あっ……く……はぁ……いっ!」 「うう……く、大丈夫……かい……魅音?」 「はぁ……はぁ、だ、大丈夫……だよ、悟史」 痛みはあったのだが虚勢を張り悟史に伝えた。 「動くよ……魅音」 「う、うん……うぁ」 悟史がそのまま腰を突き動かしてきた。大きな痛みに体が支配されていくが、悟史の熱さが感じられて私の心が満ちていった。詩音には手に入れることの無い悟史の初めての熱さを感じた。 妹に対して最低の優越感を覚えてしまった私がいた。 ───ごめんね、詩音。でも…… 悟史と繋がって少しの間が経ち悟史から声が漏れた。 「はぁ…うくっ…魅音、もう僕は……!!」 感じていた悟史の熱さが離れる。同時に別の水気をはらんだ熱い塊を私のふとももに感じた。 「……はぁ……はぁ……悟史……」 悟史の出した汗と精液のにおいが私の鼻腔を突き抜けて行った。 昭和57年の綿流しの祭りの日が徐々に近づいていった。相変わらず詩音は悟史と会うために私と入れ替わりを求めてきた。詩音は悟史と過ごした事について引っ切り無しに私に報告してきた。 楽しそうな詩音の声を聞かされる度に私の心は複雑に揺らいだ。悟史との関係を深めていく詩音に対して私はあの日、悟史に抱かれた日以来、向かい合って話をする機会が無くなっていったのだ。 悟史から聞かされるのも私に化けた詩音との思い出だけだった。さらに綿流しの祭りの会合によって、私の時間も割かれてしまった事もそれに拍車を掛けていた。 悟史と詩音の関係の間に決して立ち入ることのできない、透明の壁を感じる日々を私は過ごしていた。 そんな憂いを感じていた私に悟史から電話が掛かってくる。久々に悟史と二人で話せる機会ができて、嬉々として受話器を握った。 「魅音、この間はありがとう。また魅音に色々と助けてもらったね」 また詩音との思い出だった。 「……ううん、いいの」 先ほどまで感じていた嬉々とした気持ちが冷めていくのを感じた。 「……最近さ魅音に助けてもらうばかりでとても感謝してるよ。色んな所に行って、二人で遊んだよね……近頃、なんか今までの事が全部思い返されてくるよ……」 「そうなんだ……」 悟史は私の記憶に無い思い出をたくさん伝えてきた。そこに私との思い出は一切無い。私はもう感じ取ってしまった。もう悟史の中に自分はいない。詩音しかいないのだと。それぐらいこの悟史との会話は決定的な物だった。 「……魅音? 聞いてる?」 「…………聞こえてるよ。悟史の話した私との思い出……全部……」 こみ上げる悲しみを忍び、声を震わせないように言った。 「それでさ、魅音。また一つだけお願いがあるんだ」 「……待って悟史」 私は悟史の言葉を止めた。 「……私の事……好き?」 「……うん、……好きだよ。どうしたんだい魅音? このまえ興宮で何度も聞いてきたのに……」 そんなことを聞いて私はどうするつもりだったのだろうか。悟史から聞くことのできた好きという言葉。好きという言葉を、悟史の声を私は聞きたかったのかもしれない。それが私ではなく詩音に向けられていた物だったとしても。 「あのさ……今ちょっと、急用あってさ、後で掛け直させてくんない? 5分後ぐらいには、またこっちから掛けるからさ」 「5分だね……できるだけ急いでくれないかな。物を頼みながらこんな事言って申し訳ないけど」 「もしもし、詩音?」 私は詩音に電話を掛けた。悟史のことを話すと声色を変えて飛び付いてきた。 「悟史君がどうかしたんですか? もしもし、お姉?」 「……うん。悟史から電話があって私に話したいことがあるって。多分詩音に向けての頼み事だと思ったから掛け直すって悟史に伝えた」 詩音に悟史の家の電話番号を言い掛け直すように伝える。 「わかりました、今から電話します」 「待って……あのさ……詩音……」 私の瞳に涙が溜まっていくのがわかる。唇をくっと噛み締め、震える声と体を必死に抑えながら私は言葉を紡いだ。 「もう、私の言葉は……もう」 ───嫌だ……言いたくない。これを伝えたらもう……悟史とは…… 悟史の笑顔が姿を結ぶ。幼い頃から過ごしてきた悟史の思い出が頭の中で浮かんでは消えていった。 「私の……言葉はもう悟史には……通じないから……さ……詩音の言葉ならきっと通じると思う……だから悟史の話を聞いてあげて……」 電話を終え受話器を置いた。同時に瞳からこらえていた涙が溢れるように流れてきた。そのまま地面に崩れ落ち嗚咽を漏らした。悟史への想いを自ら絶ってしまった私は、ただむせび泣く事しかできなかった。 突然だった。綿流しの祭りが終わって数日も経たずに悟史が消えた。 急な失踪に私はただ困惑するしかなかった。もちろん家族や組の者に行方を聞いたが誰も悟史の失踪について関わりを持つ者はいなかった。必死になって私も調べたのだが行方は今でも知れない。オヤシロ様の崇りに遭ったからと村の人間は言っていた。 そんな中で詩音の荒れ様は凄まじかった。自棄になって何度も私に当たってきた。 「あんたたち園崎家が悟史君を疎ましく思って消したんでしょう!! 何とか答えなさいよ、悟史君を返しなさいよ。ねえ、お姉!!」 私の気持ちなど微塵も考えない詩音に対して私は気付くと声を荒げていた。初めて妹に憎しみを抱いた瞬間だった。 「詩音のバカ!! 私だって悟史を……悟史のことを……」 涙を隠すためその場から逃げるように私は疾走した。 ───悟史……どうして……いなくなったの……? いなくなった悟史を追い求めるように涙を流しながら私は懸命に地面を駆けていた。私の心の中にあった悟史の居場所には、ただ空っぽの宙空が広がっているだけだった。 「よう! 魅音。今日も元気か?」 教室にいた私に向かって元気な声が響く。 「おはよう! 圭ちゃん。今日も朝から元気だねえ」 圭ちゃんの活発な姿を見るとこっちまで元気付けられてしまう。 前原圭一こと圭ちゃんは雛見沢に最近引っ越してきた男子で快活で明るい性格の持ち主で悟史とは違ったベクトルで場を和ませる面白いやつだ。 「ねえ圭ちゃん、今日の宿題ってこれであってるかな」 圭ちゃんに今日の宿題の答え合わせをしてもらう。 「おお、全部合ってるぜ、魅音。よくがんばったな」 圭ちゃんが私の頭を撫でた。悟史とは違って髪形が崩れてしまうぐらいに強く撫でてくれる。 荒々しさの中に長い間感じていなかった温もりがあった。 「……圭ちゃん……」 私は圭ちゃんに好意を抱いているのではないかと思う。 でも違う。それは違う。多分私は、悟史の代わりを圭ちゃんに見出しているのだ。 消えることの無い悟史の気持ちを圭ちゃんにダブらせて求めようとしていた。 悟史の代わりを求めるために好意を抱いたことを口に出せば、最悪の人間だと誰もが私を罵っていくだろう。そんなことは無いと、必死に自分に言い聞かせて圭ちゃんに振舞うことを何度も試みた。でも駄目だった。悟史の代わりとしか考えることができないのだ。 悟史から抱かれたときに感じた熱さと痛みを、圭ちゃんに追い求めようとしている自分がいる。 空っぽになった心の中の宙空。かつて悟史のいたその場所に圭ちゃんを重ね合わせようとしている。屈託のない圭ちゃんの笑顔を私は見つめた。 「圭ちゃん……ごめんね」 やっぱり悟史への思いが忘れられそうにないんだ fin -
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前回 鬼畜悟史~ペット~ 俺は、なんてモノを目撃してしまったのだろう。 その日、俺はとても退屈だった。 休みの日だから家でゆっくりと寝ていても、身体が物足りなくて寝付けない。 このまま家に居ても何もすることもないのなら外に遊びに行こうかと、思ったんだ。 太陽から降り注ぐ日差しに身を焦がされながら、俺はどこに行こうかと悩んだ。 最近、悟史は魅音と詩音を連れて家の片付けをしているらしく、部活も無かった。 部活の無い学校など暇で仕方が無い。でも「あと数日で終わるから」と悟史に頼まれたのでは断れない。 レナは家の家事で忙しいらしく、彼女もすぐに家に帰った。 ぽつん……と、俺と沙都子、梨花ちゃんが取り残され、そのまま部活は自然解散の流れとなったのだった。 悟史……か……。 俺の第一印象では穏やかで争いごとを嫌うタイプなように見えた。 実際その通りであったし、害の無い人間だった。 今はまだそこまで打ち解けてないが、そのうち仲良くなる日が来るのだろうか。 そこまで考えて、考えを思い改める。そのうちではなく今、仲良くなろうと思った。 だから俺は何の前触れも無しに、悟史の手伝いに行ったんだ。 それが、俺の未来を変えたとも知らずに……。 どうかこの夜に何があったか教えてください。 それは例えるなら猫を詰めた箱。 どうかこの夜に何があったか教えてください。 箱の中の猫は、生か死かすらもわからない。 どうかあの夜に何があったか教えてください。 箱の中の猫は、死んでいたのです。 Frederica Bernkastel ひ ぐ ら し のなく 頃 に ~ 鬼 畜悟史 ~ 第六話~異端者~ 悟史の家が目の前にそびえ立っている。 俺自身、ここには入った事は無かったし、沙都子でさえ入ろうとはしない家だった。 一時の緊張。 決意し、玄関前に取り付けられたチャイムを鳴らそうとしたとき━━━━ 「にーにーのザーメン!私にたっぷりかけてくださいまし!ふあぁぁぁ!」 なんだ今の声は。沙都子なのか……? チャイムを押そうとする指を寸前で引っ込め、代わりに聞き耳を立てる。 そこから聞こえてくる声と音は、引越しの作業で間違っても出てこないものだった。 もしかして沙都子は誰かに襲われているのか?まさか、北条鉄平か……!? 居ても立っても居られなくなった俺はドアを開けようとするが鍵が掛かっていて開かない。 チャイムは相手にこちらの存在を知らせてしまう。もしチャイムを鳴らして犯人の神経を逆撫でしてしまえば、それこそ沙都子が危ないかも知れない。 せめて沙都子の安否さえ判断できれば……! そう思い、他の窓から部屋の様子をこっそり見ることにした。 一つ目、二つ目、そして三つ目の窓。どれも家の中の様子が分からない。 しかし、四つ目の窓の前で本能が警告する。ここは見てはならない。見ればきっと何かが壊れてしまう。 でも、止まれない。仲間の沙都子の為なら……俺はどうなっても良い! 危険を知らせる信号を無視し、その部屋の中を覗き込む。 心臓の高鳴りが一層高く感じられた。そして次に我が目を疑った。 な…………!? 裸体の上から白濁液に穢された沙都子。一目で沙都子が陵辱された事を理解する。 そして何故かその部屋には魅音が居て、騎乗位の体勢で淫らに腰を振って喘いでいた。 だが何よりも驚いたのは、魅音の下から肉棒で貫いている悟史の邪悪な笑みだった。 あれが悟史なのか……!?いつもの朗らかで優しそうで気の弱そうな性格はどこにいったんだよ!? それよりも沙都子を犯した犯人はどこに居るんだ!? ━━分かってるくせに……。内なるもう一人の自分が俺に話しかける。 この状況を考えれば、犯人は悟史だと分かる。 だけどアレがいつもの『悟史』と同一人物だという確証が持てない。 あの悟史がこんなことを出来るはずがない。きっとアレは悟史によく似た違う人物なんだ。 …………いい加減にしろよ、前原圭一。 そんなのは関係がない。一番重要なのは沙都子が、魅音が悟史に穢されたことだ。 そして一つ分かった事。それは悟史には注意が必要だという事だ。 あれは悟史かもしれない。そうでないかもしれない。でもそれは悟史への注意を怠らせるモノではない。 沙都子と魅音はどうなんだ……? 二人は悟史に弱みでも握られているのか?それとも喜んで悟史のモノを咥え込んでいるのか? ……結論は付かない。だからと言って、今ここでドアを蹴破って家の中に入り込んで、理由でも聞くのかよ。 結局、今の俺には成す術など無い。もし悟史と会話が出来ても上手く誤魔化されそうな気もした。 ん?家の中の空間には一人足りない気がする。悟史といつも居るはずの人物、それは詩音だった。 悟史に恋心を持った詩音がいないのだ。 悟史が好きなあいつなら何か知っているかも知れない。今日、電話で聞いてみることにしよう。 今、こうして何も出来ない自分に歯痒さを感じたが、それを胸の奥に押さえつけ、俺は北条家を後にした。 「圭ちゃん?何の話ですか?」 「その……言いづらいんだけど……最近、悟史に変わったこととか無かったか?」 息を呑む音。その音は悟史がおかしいと答えたのと同じ意味だ。 「圭ちゃんの言いたいことは分かっています。なので、圭ちゃんに警告をしておきます」 「警告……?」 「圭ちゃんはレナさんのことが好きですか?」 「お、おい!俺は真面目に聞いているんだ!そんなのはどうでもいいだろう!?」 なんでそこにレナが出てくるんだよ。レナには関係のないはずだ……! 「いいえ良くありませんよ。だって、数日後にはレナさんは悟史君の物になりますから」 「……何を言ってるんだ詩音は。詩音の言っている意味が分からない」 「本当ですか?圭ちゃんは今日、悟史君の本性を垣間見たんじゃないんですか? これは警告です。 もしも圭ちゃんがレナさんのことを好きなら、彼女を明日にでも抱いてあげてください。そうでもしないとレナさんは悟史君の虜になってしまいますよ」 「でもだからといってレナをいきなり抱くなんて出来ない……」 「抱く事が出来ないなら彼女の側にいつでも付き添ってやってください。そうすればあの悟史君でも諦めるかもしれません」 悟史は一体どうしてしまったんだろう。悟史からレナを守ることになるなんて。 「では、頑張ってくださいね。私には、何も出来ませんから」 「どうしてなんだ?」 聞かないほうが良かったかもしれないが、俺の余計な好奇心は詩音の先を促した。 「だって私は悟史君の肉便器なんだから」 ガチャン! 「おっはよ~圭一君!」 「おはようレナ」 次の日。俺とレナはいつも通りの通学路で待ち合わせ、学校に向かう。 空は青く澄み渡っていて、蝉の声が少々うるさい日だった。 何もかもいつも通り。でも、すでに異変は始まっているんだ。 レナはいつもと同じように見える。恐らく悟史の豹変のことなど知らないのだろう。 こんなに眩しく優しいレナがあの悟史の餌食になるというのか。俺にはとても信じられなかった。 彼女と一緒に歩いているときはいつもシャンプーと彼女の汗のにおいが俺の鼻腔をくすぐる。 レナは俺が引越してきてすぐに俺がこの雛見沢に打ち解けれるように世話をしてくれた。 料理も上手で誰に対しても優しく、なによりその可愛さに俺の目は自然に彼女を追うようになっていた。 清楚に切り揃えられた髪。小さく、柔らかそうな唇。透き通った西洋人形のような白い肌。その全てが俺を魅了した。 俺はその魔力に屈し、何度も妄想の中でレナを穢したりもした。 彼女のセーラー服をビリビリと切り裂き、嫌がる彼女を無視して胸を荒々しく揉み、バックからガンガンと俺のモノを突き上げる。 そして彼女の中に俺の性欲をぶちまけたあとで、必ず俺を罪悪感が襲った。 妄想の中とはいい、仲間である彼女を穢すなんて許される事ではなかった。でもレナに告白する勇気も持てない俺は今も仲間として彼女と付き合っている。 「ねぇ圭一君。聞いてるの、け~いちく~ん」 「おわっ!」 彼女の可愛らしい顔が俺の顔の目の前まで接近していた。大きな瞳が俺を捉えている。 「昨日は寝不足だったのかな?かな?」 俺の顔は眠たそうだったのか、レナが不安げに尋ねてくる。 「そんな事ないぜ。俺はこの通り正常だ」 そういいつつも俺の頭は違う事を考えていた。 『数日後にはレナさんは悟史君の物になりますから』 昨日、詩音と話したときの会話。その言葉が俺に重くのしかかっていたのだ。 「なぁレナ。お前は悟史についてどう思ってる?」 さりげなくレナに悟史に対する心情を尋ねてみると、レナは可愛らしく微笑みながら答えた。 「悟史君?優しくて妹思いのいい人だよ」 以前の俺と全く変わらない言葉。それが嘘だと言えば彼女は信じてくれるだろうか。 いや、信じてくれないだろう。俺だって仲間を疑うのは良心が痛んだ。でも、事実なんだ。 彼女が悟史のことをどう思っていても事実は変わらない。 でもレナにわざわざこのことを言うのも躊躇われた。悟史だって俺がレナの側にいれば諦めてくれるかもしれない。 なら黙ってレナの隣にいつでも居よう。学校も見えてきた。 ━━俺は、悟史にレナを穢させたりしない。 その想いを胸に秘め、俺たちは教室のなかに入っていったのだった。 授業中に悟史を監視していても、悟史に変わった様子は無い。 極めていつも通り。むしろ俺がおかしいのではないか、とさえ思えた。 だがやはり昨日のあれは本当にあったのだ。それは沙都子と魅音を見ればわかる。 二人とも呆然としていて授業の事など上の空。生気の宿っていない瞳はその何よりの証拠だった。 そして詩音。彼女は魅音や沙都子に比べるとだいぶマシだったが、時折悲しそうな表情をしている。 『だって私は悟史君の肉便器ですから』 電話を切る前に詩音が呟いたあの言葉。あの言葉を額面どおりに受け取るならば、 詩音はもう悟史に純潔を捧げたという事になる。でも、そうすると何故、詩音は悟史を裏切るような行為をしているのだろうか。 俺には何もわからない。詩音や悟史、沙都子や魅音の表情からそれを察することは無理のようだった。 だが、例え何も分からなくても。それでも俺はレナを守ってみせる。仲間としての行動かもしれない。レナにどう思われてもいい。 俺が願うのはレナの幸せただ一つ。 だって俺はレナのことをこんなにも好きなんだから。 レナにいつかこの想いを打ち明けるときは来るのだろうか。 「……えばら君!前原君!先生の話をちゃんと聞いていますか!?」 「わ!す、すいません!ちょっと考え事してて……」 またか。今日の俺は少し考えすぎているようだ。 先生がチョークを構えて鬼のような表情でこちらを見ている。 しばらく頭でも冷やしてきたほうがいいかもしれない。 「ちょっと俺、眠いので顔洗ってきてもいいですか?」 先生の許可を得ると俺はクラスの皆に笑われながらも教室を出た。そのなかに無垢な顔でじっと俺を見つめる顔にも気付かずに。 顔に当たる冷水が気持ちいい。何度も顔に水を打ち付け意識を覚醒させる。 俺が蛇口を捻って水を止め、後ろを振り返ると誰かが俺の後ろに立っていた。 逆光でその姿を認識できなかったが、次第に目が慣れてきた。 「なんだ、梨花ちゃんか……」 「僕も顔を洗いに来たのですよ、にぱ~☆」 愛くるしい笑顔が俺を癒してくれる。彼女も蛇口を捻ってその顔に水を当てている。 梨花ちゃんか……。彼女はまだ悟史の異変には気付いていないのだろうか。 縁起でもない話だが、もしレナが襲われてしまったなら次は梨花ちゃんだということも十分に考えられる。 もしかしたら、悟史について何か話しておいたほうがいいかもしれない。 梨花ちゃんとは雛見沢全体に関わる陰謀を打ち破った仲間だ。俺は、救えるのなら仲間全員を救いたい。 「梨花ちゃんに一つ話しておきたいことがある」 「みぃ?何の話ですか?」 こんなにも純粋な彼女に、悟史がおかしいと伝えるのは忍びなかった。 でも…………。 「単刀直入に言う。悟史に気をつけてくれないか」 「え……?圭一は何を言っているのですか?」 「悟史の様子が最近おかしいんだ。もしかしたら症候群が再発してるのかもしれない」 「本当ですか圭一?」 「本当かどうかは分からない。でも様子がおかしいんだ。だから気をつけてくれないか?」 どうおかしいかなんてこんな少女に話せるレベルではない。 話しても意味など理解できないだろう。 「……そこまで圭一が言うのなら僕は信じます。それで具体的にはどういう風に気をつければいいですか?」 「少なくとも悟史と一人っきりになるのはやめてくれ。誰かの目につくところ以外で悟史と行動しないでほしい」 「わかりましたです」 結構すんなりと受け入れてくれて助かった。これなら梨花ちゃんに悟史の魔の手が襲い掛からないかもしれない。 俺たちはそのあと少しばかり他愛の無い話をして教室に戻ったのだった。 その後も悟史は何も行動を起こさず、ついに楽しい部活の時間になった。 しかし梨花ちゃんは御三家の会合で忙しいとかなんとかで帰ってしまったが、魅音は帰っていない。 「さ~今日はなんの部活にしようかな~」 魅音は元気よく某ネコ型ロボットのポケットのようなロッカーからトランプを取り出し、机に置いた。 「今日は大貧民でもしようか!」 全会一致で即決。すぐにカードが配られる。ちなみに五回負けると罰ゲームらしい。 (お?なかなかいい手札じゃないか!) ジョーカーは無かったがペアが結構揃っており、少なくとも最下位は免れる手札。 これなら運次第でいけるかもしれない。が…… 「負けた……」 何故か負けてしまった。俺の思考能力がおかしかったに違いない。 その後も大貧民から脱出することは出来ず、ついに罰ゲームを受けることになってしまった。 「くそ~、こうなりゃコスプレでもなんでもかかってこいや!」 魅音の手が指令内容を筆記してある紙を箱からランダムに取り出す。それは 『今日一日中部活に参加出来ない』 「ちょ、まじかよ!?それってコスプレとかより酷いぞ魅音!」 「まぁまぁ。罰ゲームだから諦めなよ圭ちゃん♪」 椅子に縄跳びの紐で縛り付けられ身動きが出来ない俺。情けないぜ……。 はぁ、今日はもう部活出来ないのか……。 そんな俺を置き去りにして部活は再開される。 次に最下位になったのはレナだった。 「はぅ~……。負けちゃったよ……」 レナは五回負けたので、魅音がまた罰ゲームが記された紙を取り出す。そこに書いてあったのは 『負けたら一回で一枚ずつ脱衣』 おいおい!どこのどいつだよこんなの書いたのは!そいつを褒め称えてくれ! 「魅ぃちゃん……」 「罰ゲームだから仕方ないよ」 仕方なくレナはまず両足の靴下を脱ぐ。まぁ、最初だもんな……。微妙にがっくりする俺がそこにいたのだった。 しかしレナは次の勝負にも負けてしまった。 恥じらいながらも、レナはいつも着ていたセーラー服を身体から取り外す。 まずはかぁいいおへそが空気に触れ、その上についている形の良い胸を保護するピンクのブラが目に入る。 彼女はこの状態で次も勝負しなければならない。 そんな状況で本領発揮できるはずもなく、レナはまたも惨敗してしまった。 流石にこの先はまずいんじゃないのか……?そう思いながらも、それを口に出せない自分が恥ずかしい。 レナは顔を先ほどよりも沸騰させながらスカートを脱ぐ。 ついにレナを覆う衣服は無くなり、かろうじて下着がレナをカバーしていた。 下着のみになった彼女の体のラインは美しく、細い手足は恥ずかしげに身体を少しでも隠そうと動いている。 魅音ほどではないが年齢的には充分大きな胸。白い肌で浮き彫りになった鎖骨も俺の欲情を駆り立てた。 「ねぇ魅ぃちゃん……。まだ、やるのかな。かなぁ……」 次に負けてしまえば下着さえも外さなければならない。それだけは俺と悟史という異性がいる状況で避けたいようだった。 でも魅音は 「罰ゲームだからね」 その一言でレナの異論をばっさりと切り捨てる。 そして、次の勝負。 レナの手札がちらっと見える。 (おお!?強いじゃないか。これならレナが負けたりはしないな) しかし、 「嘘……レナ、負けちゃった……?」 (そんな馬鹿な!?あの手札で負けるなんてありえないだろ!?) 「じゃあレナ。そのブラジャー脱いでね。異論は認めないよ」 そのころには俺もレナも、魅音の様子がおかしいことに気付いていた。 いや魅音だけじゃない。沙都子も詩音も。様子がおかしい。 レナは躊躇いながらも、ブラジャーのホックを外し、肩から遠慮がちに紐をずらしていく。 パサリ、と床にブラジャーが落ちる。 彼女の胸がついに俺たちに披露された。柔らかそうな胸にちょこんと添えられたかぁいい乳首が俺の目を釘付けにする。 レナはとっさに手で胸を隠しながら俯いていたが、その手を魅音が胸から引き離す。 「ほら。隠したら罰ゲームじゃないでしょ」 「ぅぅ……」 そしてレナの最後の砦をかけて勝負が始まる。 レナの手札は2が4枚というかなりの手札。ジョーカー2枚は大富豪の沙都子に取られてしまったが 今度は勝てる! そう思っていたが、見てしまった。レナ以外の全員が机の下で手札を交換しあっているのを。 なるほど。だからレナは負けてたわけか。今までの不自然な勝負が思い出された。 しかしこの部活は『勝つためならなんでもして良い』というのがモットーな為、それに口を挟むことは出来ない。 そして予想通り沙都子が最初の番で革命し、レナの2は最低カードへと成り下がったのだった。 耳まで真っ赤にしながらレナは自分の下着に手を掛けゆっくりと下にずらしていく。 ごくり、と唾を呑みこむ俺の前で、ついにレナは身に纏っていたもの全てを脱いでしまった。 散らかっている彼女の衣服の上に、彼女はもじもじしながら立っていた。 レナの秘裂に薄く生えた毛の奥はぴっちりと閉められている。 (綺麗だ……) 改めて彼女の裸体を見つめるとレナが俺の視線に気付き、更に顔を赤くする。 「ねぇ、魅ぃちゃん。もう……いいよね……? レナ、脱ぐものが無いよ……」 一刻も早く彼女は部活を終えて帰りたいだろう。しかし、魅音はレナが忘れたかったであろう罰ゲームの存在を伝える。 「で、でも! まだ4回目じゃないの? 5回目じゃないよ」 「最初の罰ゲームの時のも含めて5回だよ。言ってなかったっけ?」 そんなこと言ってなかったはずだ。 「魅音! こんなこと止めろよ! レナが可哀そうじゃないのか!?」 「全然。罰ゲームなんだから」 きっぱりと言い放ち、罰ゲームの紙を取り出す。そこに書いてあった内容は分からない。 でもそれがレナに危険な物だと、直感的に分かってしまった。 魅音はレナにその紙を渡し、声に出してその内容を読むように指示する。 レナがその紙を見たとき、彼女の目が大きく開かれる。そしてその華奢な身体が小刻みに震える。 声を震わせながらレナは紙に書かれた内容を読み上げた。 「北条悟史……から……犯される……」 「なっ……!?」 しまった!今日の部活は全てレナを陥れるための巧妙な罠だったのか! そのために、邪魔者の俺の自由を先に奪っておいたのだ。 そして、今ここにいるレナ以外のメンバーは全員悟史の手篭めにされていた。悟史だけに気をつければ良いなんて思っていた俺を自分で呪いたかった。 悟史の顔を見る。そこには、三日月のように開かれた口から爬虫類のように舌を出す悟史の顔。 くそ! はめられた! 「逃げろレナ! この教室から早く出るんだ!!」 あまりのことに我を失っていたレナは俺の言葉で正気に戻り、とっさに身を翻し教室の扉を開こうとする。 「駄目! 開かないよ!」 力一杯開こうとしているが扉は開かない。鍵がかかっているのか!? 「あっ!?」 必死に逃げようとするレナを後ろから魅音が羽交い絞めにする。 レナが抜け出そうともがいても、それは彼女の乳房を揺らす程度にしか意味を成さない。 「駄目だよレナ。罰ゲームはちゃんと受けなきゃね?」 「やだ! 離して魅ぃちゃん! 離してよぉ!」 悟史がレナに近付いてくる。そして、声をあげるレナの唇を悟史の唇が塞いでしまった。 「ふむぅぐ!! んん! んんん! んむぅ!」 最初は抵抗していたレナだったが、次第に力が抜けていく。 「ふぅ……はぁ……んんん……」 ああ……レナと悟史との間に絡めつけられた舌が見え隠れするのが悔しかった。 俺が最初にレナのファースト・キスを貰いたかった。 でも、動けない!ここから動けないんだ! 魅音がレナを床に押し倒す。レナが起き上がった時には、レナを囲むようにみんなが立ちはだかっていた。 「い、嫌ぁ! 圭一君! 助けてぇ!」 レナは全員に手足を押さえつけられ、全員から身体を舐め回される。魅音は顔を、詩音は胸を、沙都子は手を、悟史は脚を。 各々がレナの身体に己の唾液を付ける。その状況に、俺は愕然とした。 俺たちはあの6月を乗り越えた仲間だった。なのに、ただ一人の男にその友情は壊されたのだ。 「やぁ! みんな止めてよぉ!」 レナがたまらず悲鳴を上げる。全身が唾液によって舐められた身体は妖艶な光を含ませていた。 しばらくするとレナの口から先程までとは明らかに異なる甘美な声が出されるようになる。 「あっ……あん……なんか変だよ……」 「どうしたんだいレナ?」 「レナね……なんかおかしいの。さっきから身体が熱いというか……」 胸を舐めていた詩音が今度はレナの胸を手で揉み始める。 「どうですかレナさん? 気持ちいいんじゃないですか?」 「あ、はぁぁ……。詩ぃちゃん。そこ、胸が気持ちいいの……」 「ふふふ。私、素直な女の子って好きですよ」 「あ~も~ずるい~! 詩音ばっかりいいところ責めて! 私は顔だけなんだよ~!」 目を開いて、閉じて。もう一回同じ動作を繰り返して、思った。 ━━━━あれ? なんかおかしくね? 先ほどまであんなに嫌がっていたレナは、いつの間にか周りと話したりしてるし。もうちょっと嫌がらないか普通? それともこんなもんなのか……? 困惑する俺の目の前でその行為は徐々にエスカレートしていく。 魅音が顔を舐めることを止め、詩音に弄られていないほうの乳房に手を伸ばす。 「あ! あぁ……ん……はぅぅ……」 硬く尖った乳首を、魅音は軽く捻るとレナは甲高い声で反応を示す。 それが面白かったのか、魅音は一層乳首に専念したようだ。そして、そこはやはり双子。詩音も同じように突起を指先で転がす。 「はふぅ! はぁ……はぁ……はうん!」 ああ……レナの胸がぐにゃぐにゃと姿を変えていく……。 それはなんて……羨ましい光景だろうか。 双子の口に挟まれた両乳首はそのまま大きな音を立てて吸い上げられる。 ジュブジュボジュブジュボ! 一定のリズムで吸い上げられ、レナは身体を大きく仰け反らせた。 「あっはぁぁぁ! ああ! いいよぉ、気持ちいいよぉ!」 現実離れした光景は、俺のオットセイの盛り上がりで現実だと思い知らされる。 「レナ。こっちがもうぐしょぐしょだよ」 レナの居る床の上には既に小さな水溜りが出来上がっている。それはレナの愛液のみならず、唾液も混じっているだろう。 ぴちゃり……。悟史はレナのつま先から舌を這わせ、レナの脚をその汚らわしい舌で上へ上へと舐めていく。 レナの秘部を目指す舌とは対照的に、悟史が濡らした唾液はレナの脚から落下していく。 それが水溜りに跳ね、極小の波紋を立てた。粘つく音はレナの身体中から広がり、教室内に木霊する。 それを聞いて興奮する俺は何なんだ? 今日学校に来る前、俺はレナを守る事を決めた。 なのにレナの喘ぐ声を聞いて勃起している俺は一体何なんだ!? 俺は偽善者なのか……? でもレナだってレナだ。最初はあんなに抵抗してたのに、今じゃあんあん喘いで。そうさ、確かに悟史の目論見に気付けずに拘束されたが、俺だけが悪いんじゃないんだ……。 悟史の舌はついにレナの秘裂に辿り着く。 「ふやぁぁぁ!!」 明らかに今までより高い声。悟史はレナのアソコを大きく指で押し広げ、ご親切な事に俺に見せ付けてくる。 レナのソコ、ヒクヒク動いてる……。綺麗なピンク色のそこは男を拒むように蠢いていた。 そしてその中にくちゅりと指を一本差し込む悟史に反応し、一瞬、身を震わせるレナ。そして緩慢な動きで悟史は指を動かした。 「ひぅぅ! あぁ! はぅぅ! あっ! あっ! ああっ!」 テンポを乱し、ランダムに快楽を与える指。部活メンバーを堕としてきたテクは伊達ではないようだ。 ああもう。俺のペニスはギチギチに硬く反り返っている。 だれかこの生殺し状態から開放してくれ! レナのあんなに気持ちよさそうな顔を見て、我慢できる男なんて居ない筈だ。 でも叫びたくても、そんなこと恥ずかしくて言えやしない。 ずっと執拗に舌を動かしていた他のメンバー達は休憩しているようだ。 でもそんな彼女たちだって丸裸。今の俺にとってはまさに地獄だった。 沙都子は悟史とレナの行為を羨ましそうに見つめていたが、火照った身体を押さえきれなくなったのか自慰を始める。 「ッ! にーにー! 気持ちいいですわ! おっぱいが疼くんですのぉ!」 あの沙都子があんなことを言うなんて信じられない。けどその身体はすでに女そのものだった。 「みんなどうかしてる! どうしたんだよみんな!?」 その光景に耐えられず、思わず叫んでしまった。みんなが一斉にこちらを振り返る。 でも、その目はとろんとしていて俺の目を直視してはいなかった。 「お前ら洗脳されてんのか!? どうなんだよ! 何とか言ってくれよ!」 みんな答えない。俺一人だけが隔離された世界に存在するかのような錯覚。 もはや俺は異端だった。世界に対応できずに慌てふためき、この世界を否定する。 でも、こんな現実は否定したかった。 「お前ら全員悟史が好きだってわけじゃないんだろ? ならなんで悟史の言いなりになるんだ!?」 俺の出来る唯一の抵抗も彼女たちに届かない。むしろ彼女たちは俺を蔑むような視線を送りつけてきた。 ━━何故、この愚か者は分からないんだろう。悟史君は私たちのご主人様なんだよ。 そんな言葉を俺は聞いた気がした。 「じゃあさ、圭一にも判らせてあげようよ」 悟史の声。レナは動けない俺に近付いてきて、俺のズボンのチャックをゆっくりと下げた。 「レナ、止めろ! こんなのは止めるんだ!」 「はぅぅ、圭一君のオットセイさんおっきいのかな? かな?」 もうレナに俺の声は届いていないようだった。レナは俺のズボンから反り立つペニスを取り、目を輝かせた。 「わ!圭一君のオットセイ、ビクビクしてる!レナがすぐに鎮めてあげるからね……」 レナはちろちろと俺のペニスを舌で舐めあげたあと、そのかぁいいお口一杯にペニスを頬張る。 恐らくはそういう類の本を少し見た程度であろう。レナの舌使いはとてもたどたどしかった。 好きな女の子にフェラチオされるというシチュエーションに俺のペニスは更に興奮したが、こんな状況でしたくはなかった。 もっと愛し合う状況でしてほしかった。このフェラチオには、好きだからやってあげる、というものが無い。 じゅぷ、じゅぷ、じゅぷ……。 それでもレナは必死に頭を動かし俺を気持ちよくさせようとスピードをあげた。 「…………ッ!」 普段、清楚な彼女が俺のペニスをいやらしくしゃぶっているという事を再認識すると、欲情が高まってくる。 この頭を俺が上下させたい衝動が高まるが、俺の手は拘束されていて、何も出来ない。 「はむぅ……んん……んはぁ……んむぅ」 「くっ!出るぞレナ!」 「ふむぅ!んんんんんん!」 俺の精液はそのままレナの口の中で発射され、レナの口をべとべとに汚す。 ごく……ごく……ごく……。 そのままレナは細い喉を鳴らし、全てを飲み込んでしまった。 「ふふっ。圭一君のせーえき、おいしかったよ♪」 もう、何が何だか判らなかった。判るのはこの世界がおかしいという事だけ。 俺の目の前にいるレナの身体がビクンと揺れ、レナの後ろからずちゅ、という音が聞こえてきた。レナの顔は悦びで一杯になる。 「はぁぁぁぁ♪悟史君のオットセイ大きいよぉ♪」 「じゃあレナ。いくよ?」 レナの後ろにいた悟史がゆっくりとレナの中を突き進んでいく。そして全部入りきったのか、再び引き抜き、突き入れる。 ……って、おいおい! レナは処女じゃないのか!? なんでちっとも痛がらないんだよ!?これじゃあ本当の痴女じゃないか……! そんな俺の心配をよそに結合部からは卑猥な水音が響く。 「あぁぁ! はぁあん! おっきぃ! 悟史君のオットセイ、最高だよぉ♪」 「じゃあもっと激しく行くよ?」 悟史は今までの腰の動きの倍はあるスピードでレナのお尻に腰をぶつける! 「あああ、ああ、あああああ、あん、あ、あああん、あっ、あっ、あっ、あっ、あああっ!!!」 パンパンパンパンパン!! レナの胸が俺の目の前で激しく揺れ、レナの口から涎が飛び散る。 グチョグチョグチョグチョ!! レナのマンコから愛液が零れ落ちる。 「ああん、あん、あん、あん、ああああぁん!」 レナの吐息が俺の顔に吹き付けられる。レナの唾が俺の顔に撒き散らされる。 「出すぞレナぁ!」 「はぁん! あああっ! ああっ! あああっ! ッあああああああああ!!!」 ドピュドピュドピュ!! レナは身体を大きく仰け反らせ、数秒痙攣する。 「あはぁ……♪ 悟史君のせーえき、暖かいよ……♪」 レナの蕩けた瞳を見たとき、俺の中で何かが弾けた。 こんな現実なんて嫌だ。でもこれ以上否定してどうなる。 否定しても傷しか付かない。全てを受け入れたならここは天国のはずなんだ。 世界が壊れているのなら……俺モ壊レテシマエ。 だから、自分でトドメをさすように。俺はあと少しで壊れそうなガラスの心を、自ら金槌で叩き壊したんだ。 <続く> 鬼畜悟史~古手の巫女~ TIPS 「竜宮レナ」 気が付いた時にはみんな悟史君と圭一君の白濁液で身体中が汚れていました。 けど、それは全然嫌な事ではありません。だって自分の身体から好きな男の子のにおいがするのって、嬉しいじゃないですか。あ、今度は圭一君が来ました。さっき圭一君を縛りつけていた縄をほどいてやったら、圭一君は獣のような勢いで私たち全員に中出しをしました。男の子って元気なんだね、はぅぅ。今度はレナの太ももを片手で持ち上げてから、レナのおまんこにオットセイを入れてきました。硬くて暖かいオットセイさんは私の精神を心の内側からかき混ぜていきました。自分の声とは思えないほどのオンナっぽい声を出していて、自分でも驚きました。レナはいけない子なんだよ。だからその凶暴なオットセイさんにお清めしてもらっているの。ああでも、やっぱりご主人様の方が大きいかな。私はご主人様からお仕置きされるのを心から願ってます。 圭一君も良かったね。ご主人様に受け入れて貰えて。これで圭一君も幸せになれるよ。みんなみんなご主人様のことが大好きみたい。でも、でもね。これは女の勘なんだけど、詩ぃちゃんは心の底からご主人様に忠誠を誓ってない気がするの。そんなわけないかな。……いや、やっぱりそれでもいいよ。詩ぃちゃんがその気でないならご主人様を貰っちゃうんだから。でもね、もし詩ぃちゃんがご主人様を裏切るなら……そのときは、どうなっても仕方ないね。仕方ない仕方ない。 あ、なんか来る……。くるくるくるくるくる!あはぁぁぁ♪もう、圭一君も元気なんだから。 ふぁぁ……。急に眠くなってきたよ。お休みなさいご主人様、圭一君♪
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詩音の顔が真っ青だ。ほんの数分前はいつもみたいにじゃれあって笑いあってたのに。 詩音に何があったのか、私には分からない。分かるわけない。 でも一つだけ私に分かるのは詩音が何かに怯えてるっていうことだけだった。 いつものように部屋で漫画を読んでいたらピンポーンと呼び鈴の鳴る音がした。葛西が何かの用件で訪ねて来たのかと思ってドアを開けてみたら、そこにいたのは私と瓜二つの容姿をもつ姉の魅音だった。 「ごめんね~詩音。いきなり来ちゃって。でもさ駅前の詩音が食べたがってたケーキ屋のケーキ買って来たんだよ。一緒に食べよ!」 「お姉単体ならお断りですが、ケーキも一緒なら話は別です。さ、上がって下さい。紅茶いれますよ。」 そうしてケーキを一緒に食べながら雑談に華を咲かせていたときだった。 「詩音。聞いて聞いて。私ねまた新しいスキル身につけたんだ!何だと思う?」 予想もつかない。 だって園崎家次期頭主としての修行で身につけたスキルはともかくお姉自身が趣味で身につけたスキルなんて今までろくなものがなかった。 「なんとなんと!マッサージのスキルなんだよ~。おじさんねー無駄に頑張ったんだからさー。ほらっ詩音そこに寝て!今からやってあげるからさ!」 そうして私はお姉の強引さになすすべなく、練習台とされたのだった。 最初は侮っていたお姉のマッサージの技術だけど、これはなかなか… 「さすが次期頭主ですねぇ。なんでも器用にこなしますね。感心します。」 「べっ別に。次期頭主だからとか関係ないじゃん!たださ、最近詩音バイト夜ばっかだし、沙都子の面倒みたりで疲れてるな~って思ったから体の疲れくらい和らげてあげたいなって思って」 お姉のこういう所が私は大好きだ。なんだか急にまだ私たち二人が幼かった頃に戻ったような気がした。回想に浸りすぎていたのだろうか、どうやらボーッとしすぎていたようだ。お姉の私を呼ぶ声で現実に引き戻される。 「詩音?どう?気持ちいい?」 「ん~?もうちょいそこのあたり強くです。」 「え?ここらへん?」 マッサージをしているうちにだいぶ体勢がかわっていたらしい。完全にお姉が上、私が下になってしまった。 …不思議な既視感。なんだろう。この感じ。ふいに脳裏にあの出来事がフラッシュバックする。思い出したくない封印したはずの記憶が蘇ってくる。 あれは、あの最悪の出来事は、私がルチーアに幽閉されてから三ヶ月後のことだった…。 幼少期の不運な事故。それと相まって生じた『詩音』としての冷遇。今まで『魅音』としての寵愛を受けていた私には辛いものだった。そして鬼婆が下したルチーア学園への入学。 私の精神面は最悪だった。 ルチーアに入学してからも毎日が無気力で生きた心地がしなかった。毎日が地獄だった。 いっそ生まれた時に殺してくれていたら…と考えたことも一度や二度じゃない。 もともと朝が弱かったのもあって遅刻を繰り返していたうちに私は入学早々問題児のレッテルをはられてしまった。規律に厳しいルチーアのことだ。私の存在が気にくわなかったのだろう。私は上級生にも睨まれてしまっていた。 入浴が終わり自室でベッドに突っ伏していた時の事だった。ノックの音がする。 私の部屋に訪ねてくる人なんか今まで一人もいなかったから誰かなんて見当もつかない。 ドアを開けるとそこには全然面識のない上級生三人。 「今日はシスター不在のため、私たち三人がこのフロアの部屋の巡回を務めさせていただいています。」 なるほど、腕に着けた腕章。風紀委員だ。シスター不在の時は風紀委員が見回りだっけ。 この学校では勉学に関係ない所有物はいかなる理由があろうと没収される。まぁ私は雑誌だのなんだの上手く持ち込んでいたけれど。 適当に社交辞令でも述べてからさっさと帰してしまおう。 そう思っていた矢先の事。いきなり後ろから羽交い締めにされた。身動きがとれない。そのまま抵抗することも出来ずに私は押し倒された。 視界が真っ暗になる。どうやら目隠しをされたらしい。相手の表情が分からない。突然の出来事で全く頭が働いてくれない。怖い。 ひやっと身体に感じる冷気。それだけでも視界を失って敏感になった私の身体には刺激となったようで、ビクッと反応してしまう。 二人がかりに両手両足を押さえられて、ただ私は抵抗することも出来ず裸にされるだけだった。 胸に不快感。卑猥な水音がするたびに顔をしかめたが、舐められてるうちに不快感は快感へと推移していく。 相手は何も喋らない。部屋にはただ私の喘ぐ声と水音が響くだけ。それが一層女に犯されて感じてる自分への嫌悪感に繋がる。 私が気にくわなかったのなら顔でもぶん殴ればいい、いくらでも蹴ればいい、それでもこんな事をされるよりは、はるかにマシだ。 性的な手段で私の抵抗力を削いでから鬱憤を晴らすなんてやり方が下劣だ。 しかし頭とは違い身体は相当に敏感になってしまっているので下を弄られる時にはそんな考えは吹き飛んでしまっていた。 一人が私の秘所を舐める。充分濡れたのを確かめると指を私の中にいれてくる。グチャという卑猥な音。そして中を掻き回すために生じる音と喘ぎ声。 自分の声とは思えない程の甲高い声が響く。秘所から与えられる快感はもはや私の羞恥心を凌駕してしまっていた。だんだん絶頂が近づき私はそのまま意識を手放した。 翌朝目を覚ますと私はベッドの中にいた。身体に付着したであろう自身の体液は綺麗に拭き取られていた。しかし腰に残る鈍痛が昨日の出来事を思い出させる。 そっか。私、女にヤられちゃったんだ… 自分で再認識すると急に悲しくなっていつの間にか両頬には涙が伝っていた。 私が鬼婆の決めた命令をやぶってルチーアを脱走したのも、あの出来事があったことは大きい。 あれ以上ルチーアで生きていける自信がなかった。 勿論この事は誰にも言ってない。私にとって思い出したくもない悪夢だったから 魅音の声で意識が戻った。どうやら私はルチーアでの記憶がフラッシュバックしてきたときに顔面蒼白になったあと気を失ってしまっていたらしい。 魅音の心配そうな顔が目に入る。 私は魅音に抱きつくと、この嫌な思い出を消し去るために私の片割れからするこの世で一番安心できる甘い香りに身を任せるのだった。
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「はぁ…はぁ、はっ…、け、圭ちゃん…ごめんなさい…もう少しでいいですから…、はぁ…我慢して下さい…、お願い、お願いします」 身体が異常に火照っていた。 俺は、汗まみれの身体をやっぱり汗まみれの詩音の背中に擦り付けてしまいそうになりながら、必死で身体を支えた。 頭がクラクラする、それはきっと汗と詩音の身体から発せられている獣みたいな匂いのせいだと思った、いつもはとてもいい匂いがする詩音の身体が、今は動物みたいに野性的で官能的とも言える香りを発している。 背中がとても熱い、それはきっとこんなに可愛い女の子と、こんなにくっついてしまっているからで、それはきっと… ここが、こたつの、中、だからだ。 始まりは、冬の雛見沢だった。 雛見沢での初めての冬に、俺は悲しいまで惨敗を喫していた…。 身体が、まだまるで寒さに慣れなくて、家でも部活でも登下校中でも俺はただひたすらにがたがた震えているだけだった。 そんな俺を見かねた魅音は、俺にこういってくれたのだった。 うちにもう誰も使ってないこたつがあるから、よかったらもってく?、と。 俺は歓喜した、何故なら俺の部屋には暖房器具というものが無かったから。 しかし、折り悪くその日、魅音は用事が出来てしまって家を夜まで空けなくてはいけないらしい。 でも取りに来てくれるのは構わないよというので、雪がゴウゴウと降る中、俺は少し首をかしげながら魅音の家の物置に向かったら、そこにいたのは、こたつで蜜柑を食べながら、はろろーんと悪戯そうに頬笑む魅音の双子の妹だった。 そこからの事はあまりよくは憶えていない。 二人でいつも通りにじゃれあっていたと思っていたら、魅音の婆さんの声が聞こえてきて血相を変えた詩音に、こたつの中に引きずり込まれたのだった。 そして俺達は閉じ込められてしまったんだ、この、こたつに。 閉じ込められたというのは、どうも物置の中に置いてあった色んなものが、こたつの上や回りに雪崩の様に落ちてきたからの様だった。 というのは、俺達はこたつの中に埋もれきってしまってるから、外の様子がまるで分からないからで、俺は仰向けになった詩音の上に四つんばいを崩したような体勢で、もうずっと動けないでいる。 魅音の婆さんは、ひとしきり魅音を探すと諦めたのか、また何処かに行ってしまった。 それから二人で何とかここから抜け出そうとしてみたもののこたつは、まるでぴくりとも動きもせずに、布も何かに押さえつけられてるのか、全く動きそうも無かった。 問題はいくつもあった。 まずいくら冬とはいえ、こたつの中というのは、相当に熱くて俺達はお互い汗をだらだらだらだらとかきながら、半ば意識朦朧となりかけていた。 …そして、もう一つの問題は互い違いの体勢のせいで、俺は詩音の露になっている太腿と汗にまみれて透けそうになっている薄い緑色の下着を目の前にしている事だ。 それまで一度もそんな風にして見た事のないその場所は酷く肉感的だった。 俺が無理に四つんばいの体勢になっているのも、このせいだ、何もしないでいたら俺は詩音の大事な場所に顔を密着させてしまうのだから。 …俺だって年頃の男なんだから、本当はそうしてしまいたい、詩音の白い太腿に顔を埋めて、まるで変態みたいに大切な所に顔を近付けてみたい。 でも俺は男だから、そして詩音を何だかんだと言っても本当に大切な仲間だと思っていたから、逆にそんな事は絶対出来ないと思ったのだ。 詩音が言うには、魅音が帰ってくるのは夜の8時を回るらしい。 それまでまだまだ時間はあるのに、俺は無理な体勢がたたってフラフラとするぐらい、意識が朦朧とし始めていた。 幸い空気は、僅かな冷気と共に隙間から入ってきて、そのおかげで俺は、もうボロボロだけれど、何とか体勢を保てていた。 異変に気付いた、いや、気付かれてしまったのは詩音の方にだった。 「…圭ちゃん、もしかして……」 詩音の手の動きに気付けなかったのは、意識が朦朧としていたからとは言っても、やはり最悪のミスだった。 「圭ちゃん、あんた…いつからこんな…何でこんな無理してるんですかっ!」 詩音の手が俺の腰を触ると、俺は酷くヒリヒリした痛みと共に腰をびくんと震わせてしまった。 無理に四つんばいになっていたせいで、俺の腰と背中はこたつの発熱する部分にずっと当たってしまって、少しだけ火傷に近い状態になってしまっていたのだ。 詩音の指が、俺の腰をはい回る度に俺の身体はびくんびくんと震えてしまう。 「や、やめてくれ、詩音、大丈夫だから、本当に大丈夫だから、頼む、やめてくれよ…頼む」 …その時、俺は酷く哀れっぽい声を出していたと思う。 だってこのままでは気付かれてしまうと思ったから。 「…熱っ、ズボンの金具が…圭ちゃん、そんな事言ってる場合じゃないんです、自分で分かるでしょう…?」 そんなのは最初から分かってるんだよっ、と言いたくなるのを必死でこらえた。 でもそれよりも怖い事があるから…だからこうやって頼んでるんじゃねぇか…詩音…。 詩音が、俺のズボンに手をかけたのが分かった。 俺は必死に暴れた、今、そんな事されたら…俺はっ! 「やめろ、やめてくれっ、詩音っ、頼むから…」 「暴れないで下さいっ、暴れるなっ!前原圭一っ!…いいじゃないですか、どうせさっきから私のは見てるんですからお互い様です…、そういう事なんでしょう?」 そうだっ、そうなんだけど違う…、違うんだよ、詩音… 詩音は、中々外せない金具にイライラしている様だった。 ふいに詩音の手がズボンから離れた。 そして腰の後ろに回される。 ズボンに吐きかけられる詩音の吐息が少しだけ強まった気がした。 「やめろ…何して、詩音、何する、うっ…」 ジッパーが、少しだけ、開いた。 詩音の熱い息が、強くなった気がした。 く、口で、開けてる…? 俺は身をよじって、必死に拒絶しようとした。 なのに詩音は信じられないぐらい強い力で腰を抑えつけると、更にジッパーを開いていく。 「あ…あ…あ…あああ…」 もう間に合わない…。 身体から力が抜けていく。 気付かれてしまう、これだけは、隠しておきたかったのに…。 そして俺は、自分のこれ以上ないぐらい勃起してしまったものが、戒めを解かれて、柔らかい何かに触れたのを感じた、感じてしまった。 これ、詩音の…顔だ…。 それを考えてしまった瞬間、俺のソレはびくんと震えて、背中にぞくぞくするような快感が奔った。 俺はもう何も言えなかった。 自分を最低だと思った。 仲間だの何だの言いながら、下着を見ただけでこんなになってしまった、こんな状況で。 それだけならまだしも今、こうして詩音の顔に自分の汚いモノを擦り付けたと思っただけでこんなに気持ちいいと思ってしまっている。 …本当に、最低だ。 詩音が、何ていうのかが怖かった。 何となじられても仕方のない事をしているのに、やっぱりそれは怖かった。 怒られて、口を聞いてももらえなくなるんだろうか…、それとも気まずくなって段々と疎遠になってしまうんだろうか… とても、怖い。 ふいに背中に手を回されるのを感じた。 擦られるように優しく背中を撫でてくれている。 「…詩音?」 俺の声は少し震えていたと思う。 「…大丈夫ですよ、圭ちゃん、私は気にしません、だから圭ちゃんもそんなに気に咎めないで下さい」 その詩音の声は今まで聞いた事なかったぐらい、優しくてあたたかくて、俺は汗とも涙とも分からないものをぼろぼろと流した。 詩音に、そう言ってもらえてひとしきり泣いたけど、やっぱり結局事態は解決してなかった。 一向に治まりを見せない俺の一物は、詩音の頬と口にぺたーっとくっつけられたままだったし、腰を持たれてる事で俺の顔は更に詩音の下腹部に近づいて余計に興奮してしまうという事もあった。 「なあ、詩音…やっぱり少し離れるよ、マズイってこのままじゃ…」 相変わらず詩音の顔は見えない。 「…あのですね、圭ちゃん、本当にそれで私が嬉しいと思いますか、自分は何もないのに圭ちゃんにだけ火傷させて」 詩音の言葉は、本当にいつになく優しい。 「…いや、別にだからって男の子のこれ、押しつけられて嬉しいって訳じゃないんですけどね、アハ、ハハハ…」 そう言って詩音は、けだるげに笑った。 そう言えば、俺も何だか全身熱っぽくてやけにだるい気がする…。 何というか…身体に力が入らなくて何だか頭がぼんやりする。 …当たり前か、こたつの中にこんなに長い時間いる事なんて普通あり得ない。 呼吸が鈍くなっているのが分かる、俺も詩音も小さく息を吸って、また小さく吐く。 「…にしても、これ、痛くないんですか?、こんなんなっちゃってますけど…」 それは余りにも唐突だったから、俺は一瞬何の事を言ってるのか分からなかった。 「い、いきなり何言いだすんだよ!」 「…いや、だって全然小さくならないですし…、ぴちぴちで痛くならないんですかねー、って…」 …正直にいうと、今までにないぐらい、痛いぐらいに勃起していた。 全身がだるい中、その部分だけがまるで神経剥き出しになってるみたいに敏感になってる気がする。 理由は、詩音、だ。 正確には、詩音という女の子だと思う。 今までの人生でこんな風に長い時間、女の子と全身が密着するぐらいくっついていた事なんてなかった。 おまけに、それは控え目に見ても相当の美少女で、普段は絶対に見れないような部分まで目の前にあるのだ。 視覚が詩音の柔らかそうな太腿と隠されている下着の部分を捉えている。 触覚が詩音の身体の女の子らしい柔らかさと鼓動を感じている。 聴覚が詩音のけだるげな呼吸と僅かな衣擦れの音を聞き取っている。 嗅覚が俺と詩音のが交じりあった獣みたいな汗の匂いと僅かに残った爽やかな匂いの趾を感じている。 俺は、詩音を大事な仲間だと思っている。 だからこんなのを感じたい訳じゃない、大事な仲間をそんな目で見たいわけじゃない! なのに、身体は少しも言う事を聞いてくれなくて全身が詩音を女だと感じて。 理性だけがそれにあらがっているのに、ゆっくりまるで溶けていく様に何もかもが朧気になっていってしまっている。 …俺は、詩音を仲間だと思っているのに。 だから俺は、その質問にあえて答えないで黙っている事にした。 後になって考えたら、あの質問は俺が泣いてしまったせいで沈んだ空気を詩音なりに戻してくれようとしたんじゃないかな、と思った。 でもこの時はそんな事を考えもしなかった。 けだるい沈黙と空気が、しばらく漂った後、ふいに詩音が大きく溜め息をついた。 俺は緊張しきった自分のモノに、ふいに熱い吐息が吹き掛けられたのを感じて、思わずびくんとそれを震わせてしまった。 …詩音の吐息が、一瞬途絶えた気がした。 しばらくしてもう一度、同じ場所に息を吹き掛けられる、今度はもっと強く! 袋の部分が縮み上がって、竿がびくびくっと震えた。 背筋がぞくぞくして、腰の奥がきゅっと疼くような感覚。 「……そっかぁ、分かりました、圭ちゃん…痛いんじゃなくて…」 …敏感ニナッテルンデスネ? そう言って詩音が嗤った気がした。 俺のモノに更に息が吹き掛けられる。 激しく柔らかく色んな部分に、まるで試す様に。 俺はもう言葉も発する事が出来なくて、まるで呻き声みたいな喘ぎを繰り返すだけになっている。 熱さでぼんやりしてる頭に気持ち良さだけが伝わって、まるで自分が白痴になったみたいだった。 「…圭ぇちゃんのこれ…、面白いです…、男の子って皆、こうなんですか…?」 詩音の声が甘ったるく聞こえたその瞬間、モノを細くて柔らかい何かが大量に撫でていく。 下半身全体に蟻が這っているような痺れを感じて、腰が砕けそうになった。 「…やっぱり髪でも気持ちいいんですね、圭ちゃんのさっきからびくびく震えてます…」 詩音の声はまるで子供みたいに甘くてとろけそうにも聞こえた。 「…しおっ、詩音…やめ、やめてっ…」 何かが崩れていた。 それが怖くて、俺は懇願するように詩音に何回も呼び掛ける。 でも詩音は止めてはくれない。 髪で俺のアレの全てをくすぐる様に撫で回してくる…。 腰が無意識にかくかくと動いて、きっと詩音の肌なんだろう何か柔らかいものにぶつかっていた。 「…?圭ちゃんのから何か…出てきました、…これが…精子ってヤツ…ですか?」 先走りだ、と俺は頭の中でだけ思った、言葉にする余裕はとても無かった。 詩音の動きが止まる。 俺はそれを望んでいた筈なのに、その瞬間、憶えたのは気が狂いそうなぐらいの焦燥感だった。 次の瞬間、何かヌメヌメして温かいモノに俺のが触れているのを感じた。 さっきよりも強い刺激が俺の傘の部分全体を這い回っていた。 …これ…、舌…だ… 詩音が俺のを舐めている、そう、頭が理解した瞬間、腕が勝手に詩音の腰を抱き締め始めて、足が詩音の身体に巻き付き始める。 腰が不器用な前後を繰り返して、詩音の舌が色んな場所に当たるのを感じた。 身体が何かを吐き出したがっていた。 でもまるで何かに遮られるようなもどかしい感じがして、ぼんやりした頭の中がそれだけに埋められていた。 ふいに目の前にあるモノを理解した。 詩音の薄い緑色の下着の向こう側にあるモノの事を考えた。 …構わないよな? 頭の中で何かに問い掛けた。 …もう構わないよな? …もう我慢できなくても仕方がないよな? 頭が自然にその場所に近づいた。 そして詩音の下着の部分に大きな染みと、肌色の何かが透けてみえた瞬間、俺は理性を手放して思わずその場所に吸い付いてしまっていた。 口を付けた瞬間、感じたのは布を舐めた時のすべすべした感じと強い塩気だった。 詩音の身体が大きく痙攣するみたいに動いた。 「やっ、いやです、圭ぇちゃん、あっ、あっ、あっ、きたっ、汚いですっ、そんなとこっ!」 詩音が自分の事を棚に上げて何か言っていたけど、俺の頭にはよく分からなかった。 背中と腰が、まるでトイレを我慢している時みたいに何かに駆り立てられていて、俺はそれを堪える為に必死でただ目の前の部分を吸い続けていた。 詩音の足がぐにゃぐにゃとくすぐられてる時みたいに膝と膝を擦り合わせながら動いていて、口からは短い悲鳴みたいな声とだめといやという言葉がもどかしげに発せられていた。 息苦しくなってそこから口を離す。 ハアハアとまるで全力疾走した後みたいな息が出て、もう出尽くしたと思っていた汗がだらだら出てくる。 詩音の足が、力が抜けたみたいに床に落ちた。 気が付いたら、詩音の呼吸も俺みたいに荒くなってハアハアと声が重なる様に聞こえてきた。 目の前がテレビに砂嵐が走るみたいになって、身体がフラフラしていた。 それなのに、身体は、まるで火が付いたみたいに盛って、消えそうにも無かった。 力が抜け切っている身体をまたゆっくり起こして、詩音のその部分に近付ける。 「……け、圭ちゃん、…だめ…だめです…」 詩音が、とても弱々しい声でだめと繰り返す、その声が聞こえていたのに、俺は止まれなかった、止まりたく、なかった。 「だめ…だめっ!ふあっ、あああああっ…」 詩音のその部分に、舌を這わせる。 ぐっしょりと濡れたその場所をぴちゃぴちゃと犬みたいに舐めた。 詩音が、甘ったるい鳴いてるみたいな声を出した。 構わず舌で濡れてる場所を舐めとるみたいにして、舌を動かし続ける。 足がまた痙攣するみたいに跳ねた。 …何だか身体の中の火が少し消えた気がした。 そのまま、しばらくは何にも言わずにただ舐め続けた。 詩音は途中で声も出せなくなったみたいで、時折、身体を跳ね上げながら、短い喘ぎをあげるだけになっていた。 詩音の秘められた部分は、自身から溢れた液体と俺の舌でべちょべちょになって、薄い肌色が透けて見える程で酷くエッチに見えた。 思わず息を飲み込む、少し震えてしまった。 見ているだけなのに、肩口が震えるぐらい、身体に快感が走って、俺のソレがびくびくと動いた。 訳が分からないぐらい、気持ち良かった。 「……圭ぇ、ちゃんの、また、出てる…」 詩音がまた甘いか細い声で、それを指摘した。 俺はそれを見せてしまっている事にすら、倒錯的な快感を得ていたと思う。 ふいに、ちゅという僅かな音と共にくすぐったいような感触を傘の頭に感じた。 「う、あっ…」 自分でも女の子みたいだ、と思えるような声が出た。 身体が跳ね上がる。 まるで温かいゼリーに指を突っ込んだみたいな感触が、指より遥かに敏感な部分に感じられて、俺はその頃になってようやくそこが詩音の口の中だというのを理解した。 ゆっくりと飲み込まれていくのと同時に、舌が俺の先端をくすぐってくる。 俺のまだ少しだけ被ってる皮が気になるらしい。 舌でいじくられる度に、ピリッとした痛みが襲ってくるのと一緒に今までにない強い快感が襲ってくるのが分かった。 息が、上手く、出来ない。 だから代わりに思いっきり詩音のその部分に吸い付いた。 詩音がくぐもった声をあげた。 俺のその部分に更にキツい痛みと快楽が走ったかと思うと、くるんとした感触が走った。 皮が、剥けた…? それは、今までに味わった事のない感覚だった。 まるでかさぶたを剥いだ内側に舌をあてられたみたいにキツすぎる快楽と痛みが同時に襲ってくる。 ここに至って、ようやく射精の兆候があった。 頭が焼け付いた様に、身体の中の何かを吐き出す事だけを求め始めていた。 俺は自分のそれが詩音の口の中にあるのを、理解しながら思わず反射的に腰を振っていた。 ようやく楽になれる… それだけを考えて、心臓がばくんばくんと動き始める。 腕が自然と詩音のその部分に動いていた。 そして下着を横にずらして直接吸い付こうとした、その瞬間、詩音が俺のモノから口を離した。 「やめっ…、やめてください、圭ちゃん…、お願いっ、…お願いしますっ…」 最初は、今更何を言うんだよと思った。 初めにこんな事始めたのはそっちじゃねぇかよと。 俺がやめてって言った時にやめてくれなかったのに、何で今更…と。 だから構わず、下着を横にズラした。 詩音は、圭ちゃん、圭ちゃんと甘ったるく繰り返しながら、ただ、やめてと口にした。 下着の内側の初めて見るその場所は、肌色の慎ましやかな外側の中に少しだけ大きく口を開いたピンク色の何かが覗いていた。 俺は、誘われる様に、そこに口を伸ばして… 「…ご、ごめんなさい、圭ちゃん…、でも、でも許して下さい…、お願いします…」 動けなくなった。 頭が、今更みたいにゆっくりと思考を始める。 今にも詩音に向かって、襲い掛かりでもしそうな身体を必死で抑える。 そして頭が最初に俺が、考えていた事を思い出した時に俺はもう動く事が出来なくなっていた。 だって、その詩音の声がまるで泣いてるみたいに聞こえたから。 身体の奥の深い部分が、まるで熱を出した時みたいに熱くなっていた。 止まれたのは奇跡に近かった。 全身が神経剥き出しになってるみたいに敏感になっていて、特に快感に対してはそれが著しかった。 詩音の息、肌の感覚、熱…それだけですら俺の身体に快感を与えてくれていた。 だからかも知れない、止められた事にほんの僅かに抵抗を覚えたのは。 最初に始めた詩音に対して今更になってどうして!という反感と、仲間である詩音にここまでやってしまったという後悔と、女の子である詩音を泣かせてしまった後味の悪さと。 その全てがぼんやりとした頭の中でぐるぐると廻るみたいに落ち着きなく動き回ってちっとも考えがまとまらなかった。 その詩音は、先程から身動き一つせずに深めの呼吸を繰り返していた。 時折、息を吐く時に詩音の身体がびくっと震えて、目の前に曝け出された肢体が震える度に俺は気が狂いそうな程の焦燥感に襲われた。 詩音は何を考えているんだろう…。 俺にはそれがまるで分からなくて、正直不安だった。 詩音の顔が見たいと思った。 せめて顔さえ見られれば、少しは色々な事が変わってくるのにと思って、自分に詩音の顔を見る勇気があるのかという事に気が付いて少し落ち込んだ。 もしかしたら無いかも知れない。 ふと、自分達が滑稽に思えた。 こんなに長い間、くっついてるのに、それと同じだけの時間、俺は詩音の顔を見ていない。 ふいに、詩音の身体がモゾモゾっと動いた。 剥き出しのままの俺のモノがなぞられて身体がびくんとしてしまう。 …どうした?と尋ねようとして喉に何かが絡まって上手く声が出せなかった。 俺からは詩音側が見えない。 何かを動かすような音が聞こえてきて、急に冷たい空気が俺の足を撫でた。 不謹慎だとは思ったが、タマがきゅっとなった。 「…圭ちゃん…、もしかしたら…ここから出られるかも…」 擦れたような詩音の声が聞こえてきて、さっきからそんなに時間が経ってないのに、俺はそれを聞くのが随分久し振りのような気がした。 ……待て、外…? 頭が急に冷静になるのと、同時に詩音の身体がゆっくり抜けていくのが分かった。 ……本当に? 詩音が抜けた隙間で、俺も身体を詩音側に向けると、詩音は身体を床に腹這いになって上半身を既にこたつの外に出していた。 慌てて後を追う。 と、隙間から詩音の後頭部の向こうから木の板みたいなのが見えた。 「…何だ、それ?」 思わず口から言葉が漏れた。 「…多分、鬼婆の衣装棚です…、これが上に乗っかってたんですね…」 頭にこの部屋に入った時に見た馬鹿デカくて偉く立派なタンスが浮かんだ。 …なるほど、そりゃ動けない筈だ…。 詩音の目の前にあるのは、あのタンスの引き出しの裏側なのだろう。 持ち上げようとしているみたいだが、中々動かせられないみたいだった。 だから俺は、詩音の上から身体を外に出しながらこう言ったんだ。 「詩音、俺がやってみるよ」 正直に言う。 俺は、この時、やっぱり少しだけは外に出るのを残念に思う気持ちはあったと思う。 …それでも、言い訳をさせてもらえるなら、この時に起きた事だけは俺の本意ではなかった事だけは分かってほしい。 クチュリ、と何かが粘ついたような音が聞こえた。 今更の様に、詩音がえ…あっと戸惑ったような声を出した。 詩音の尻の割れ目に、俺のモノがぴったりハマりこんでいた。 …俺のモノの上側は、何かヌルっとした液体に、濡れてしまっていた。 頭が冷水をかけられた様に冷静になり始めていた。 え、何で…という思いが一瞬、よぎった後に、下着で隠されていた詩音の大事な場所が、それを打ち消す様に脳裏に映し出された。 俺は半ば反射的に腰を退こうとして…、そのまま動けなくなった。 それは抗い難い誘惑だった。 詩音のその場所が、蜜の様に粘り気のある液体を俺のモノに塗しながら、僅かに吸い付く様にパクパクと動いていた。 引こうとする俺の動きで、妙に官能的に聞こえるクチュリという音が再び聞こえてきて、俺の背筋をゾクゾクとさせた。 相変わらず詩音の息は荒いハァハァという音を響かせていて、俺の目の前にある首筋は汗に濡れて少しほつれた髪の毛の間からほんのり赤く染まった肌を覗かせていた。 詩音がほんの僅かだけ振り向く。 その目は、まるで俺に何かを哀願しているみたいで、それで俺はもう止まれなくなった。 詩音の入り口に擦り付ける様にしながら、下半身をゆっくり前後に動かすと、ニチャアと粘液がとろけたような音が聞こえて、俺のモノに自分で慰めている時とは比べられない程の快楽が走った。 「やっ…、圭ぇちゃ…、駄目っ、駄目です…」 詩音は首を振りながら、やけに擦れた色っぽい声をあげて、俺を止めようとしてきたけど……こんなの止まれる訳ないじゃねぇか! 普段仲良くしてる友達の見てはいけない表情を見て、しかもそんな顔をさせているのは、俺自身だった。 それに…それに! 詩音だって感じてるじゃねぇかッッッ!!! 俺は答えずに、詩音の身体をぎゅっと掴むと、詩音のその部分にもっと押し付ける様にして、さっきよりもっと深く突きこんでいく。 グチュウとイヤらしい音が響いて、詩音が身体をガクガクっと震わせ、声にならない悲鳴をあげた。 「……―――――…っふぁあぁ……んンンっ…」 その声が微かに甘いのを聞いて、俺は確信した。 詩音も、感じてる…ッ。 もう、止まれない。 腰が勝手に加速していく。 その度に粘ついた音は激しさを増して、詩音から溢れる液体もダラダラと量を増していく。 詩音は、耳まで真っ赤にして、頭を下げて必死で声を堪えている様だった。 それでも、時折、洩れる、その声が、俺の理性を、更に、甘く、溶かしていく…ッ! 気付けば、俺も詩音も折角炬燵から半身を出す事が出来たのに、中にいた時と同じぐらい汗をだらだらとかいていた。 気が狂ってしまいそうな程、詩音と敏感な部分を擦り合わせたけど…それでも、まだ、全然、足りない。 身体の中で欲望が燃えたぎっていて、それを詩音の中に吐き出したくて仕方なかった。 …けど、だけど、それだけは駄目だと、頭の中で何かが告げていた。 それだけはやってしまってはもう自分にも言い訳が出来ない。 …でも、もう身体に抑えが効かなかった。 無意識の内に身体が詩音のその部分に近づいていってしまう。 でも、詩音は、きっと今までの行為だって望んだ訳じゃなくて仕方なしにだったのだろうけど、それだけは許してくれなかった。 「はぁ…はぁ…だめ、圭ちゃ…、それだけは、だめ、です…」 そう言って身をよじって、僅かにでも俺から身体を離そうとする。 どうしてどうしてどうしてどうして…… ドウシテッ!? 俺をこんな風にしておいてどうして今更こんな… 俺のちんちんは、今までなった事もないぐらい緊張仕切って痛いぐらい張り詰めてた。 詩音のあそこから粘ついた液体が出てくるのと同じように先走りが止まらなくて、堪えきれなくて腰が自然とかくかくと動くけど、詩音がよけるから、どうしても膣内に入れなくて。 ただどうしようもないぐらいイヤらしく聞こえるニチャニチャという音が酷く大きく聞こえた。 「……詩音、頼む、お願いだ…お願いだから入れさせてくれよ…、頼む、頼むから…」 久し振りに出た自分の声は、酷く擦れて哀れっぽく聞こえた。 喉が粘つく。 詩音が、少しだけ、こちらを見た。 詩音も何かを必死で堪えているような顔をしている気がした。 「…だめです、だめなんです、圭ちゃん…、だって、これは事故、でしょう?」 だから、だめです、と詩音はやけに途切れ途切れに喋った。 何故だか胸がカッと熱くなって、俺は半ば腰を叩きつける様にして詩音の部分に擦り付けた。 詩音が一瞬、大きく仰け反って声になってない声を洩らし、次に何かから顔を隠す様に縮こまった。 その何かを守るような姿勢を見た途端、俺の胸が酷く切なくなって目から何か熱いものが零れた。 そして俺の口は、俺が意識しないままに、とんでもない言葉を発していた。 「でも、俺、詩音が好きなんだっ……」 何故か頭の片隅が今更の様に冷静になった。 <続く>
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鬼隠シ れ~ぷ注意 鬼隠し編の圭一が詩音を知らないのは一体どうして? いつ彼女と出会ったのかは知らない。 友達がある日二人に分裂したなんてわけの分からない解釈が一番しっくりくる。 一人は学校に。一人は興宮に。 最初は偶に話が噛み合わないだけだった。 いつからかそれは些細な違和感を育んで分裂した。 もしかしたらただの二重人格なのかもしれない。見た目で見分ける方法はなかった。 口癖、話題、仕草。ほんの一瞬の違いで分裂して、僕の前に現れる。 「私、缶詰だけは苦手なんですよ。…何笑ってるんですか!?真剣なんですよ!?」 興宮に来ることが多くなったのに気づいたのはつい最近だった。 興宮に来れば家から逃げられる。沙都子から逃げられる。魅音に会える。 「ありがとう魅音。魅音がいると買い物が本当に楽で助かるよ」 「悟史くん。…もしかしておじさんが見つけるの狙って公園にいません?」 「…むぅ。そんなことないよ」でも半分ぐらい正解。 どう言えばいいかわからないから、頭を撫でて伝える。 僕が頭を撫でると魅音はとても嬉しそうな顔をする。 それが嬉しいから僕もよく魅音の頭を撫でる。 人の頭を撫でる癖は沙都子のせいですっかり身についた。 我侭を言ったり、駄々をこねたり、泣き止まなかったり、そんな時に便利だったから。 大人との付き合い方しかまともに分からない僕は、 いつの間にか自分より少しでも小さい相手にはそれでしかコミュニケーションを取れなくなっていた。 「さ~とっしくん♪」「…むぅ…」 でも、僕の頭を撫でるのはたった一人だけ。それは些細で、大きな違和感。 悟史くんの事を知れば知るほどに私の心臓は締め上げられる。 苦しむ彼の手助けなど私には出来ないことは明白だった。 園崎詩音。何も出来ない詩音。私なんて、寺の中で息を潜める事すら出来なかったのだ。 全身に湧き上がる憎悪感は時折不快なデジャブを伴う。 「ねぇ詩音どうしたの?何があったのさ?なんでそんなに悟史のこと聞きたがるの?」 「別に良いじゃないですか。単に娯楽がなくて退屈してるだけです」 これは俗に言う第六感的な覚醒だろうか? 悟史くんに更なる不幸が襲う予感。…私には…何も出来ないのか。 「…わかってるよね?婆っちゃが詩音のこと睨んでるって。私何回言った?」 「……上等じゃないですか。次の綿流しで消えるのは私かもしれませんね」 「なんで…そんなこと言うのさ…」 私に出来ることを教えて欲しい。そのヒントすら私の目の前には姿を見せない。 仮に私が園崎家に間引かれることがあっても、その先に悟史くんの笑顔があるなら構わない。 「………悟史…最近バイトばっかりしてるよ」 「バイト?…悟史くんが?」 悟史くんの家はあまり裕福な環境でもないことは既に聞いていた。 でも悟史くん本人から金に困ったような話は一度も聞いた例がない。 「沙都子のためだよ。綿流しの何日か後が誕生日でね。縫いぐるみを渡したいんだって」 悟史くん…。何考えてるの。そんな余裕なんてないぐらい追い詰められてるくせに…。 「興宮のおもちゃ屋でさ、でっかい熊の縫いぐるみ置いてある店見たことない?」 縫いぐるみって言うのは見た目の割りに結構値の張る物だ。 大きい物になればなるほど、子供の手に負えるような買い物ではなくなる。 今頃から綿流しまでの日数で考えれば…最悪…小遣い稼ぎのレベルじゃ間に合わないだろう。 「お姉ぇ。伝言頼まれてください。明日すぐに伝えて、返事も出来るだけ早く私に連絡してください」 案の定、悟史くんは予約することも思いつかずに、 いつ買われるかという不安でいっぱいだったらしい。 バイトの帰りにわざわざおもちゃ屋まで寄って見に行くというのだから可愛すぎる。 悟史くんの代わりに予約しとこうと試みたが、どうもあの店のじいさんはボケてて話にならない。 できれば避けたかったのだが、私は葛西に借金をすることにした。 私がぬいぐるみを購入しておいて、彼の給料日まで預かっておけば、 もしそれが些細なものであっても、彼の不安に貢献することができる。 「えっと、これで…足りるかな?」 「給料袋そのまま持ってきたんですか~!?本当、変な所は豪快なんだから」 中身を確認して電卓を取る。 日ごろ小銭を貰わない様にしてたのが仇に成るかと思ったが、ラッキーなことにお釣は丁度用意できた。 「こんな高い物預かってもらってごめんね。大変じゃなかった?」 「あはは、まぁ資金はちょっと借りちゃったんですけどね~」 悟史くんにお釣を渡すと彼は確認もせずにお財布に入れてしまった。 お人よしというか…無用心というか…相変わらず彼らしい。 ………綿流しの日の叔母殺しは…やはり彼ではないのだろうか。 魅音からは彼がずっと険悪な顔をしていると聞いていた。 今日の彼の軽やかな笑顔を見ていると、一件で落ち着いてるのは明らかに見える。 「あ、良かったら車でおうちまで送ります。それ自転車じゃ持って帰れませんよ」 「むぅ…そっか…うっかりしてたよ」 葛西の出で立ちを見て悟史くんは一瞬吃驚していたようだった。…無理もない。 「彼は葛西です。私のボディーガードみたいなもんで、縫いぐるみのお金も彼に借りたんですよ」 縫いぐるみの一件の協力者と聞いて安心はしたらしいが、 ボディーガードという部分がよくわからないようだ。 雛見沢に入る直前の山道で葛西は車を止める。 「悟史くん…あの…少し、お話したいことがあるんです」 葛西は大きく咳払いをして車のラジオをつけた。 ここから先、葛西は何も聞かない。何も見ない。 「ん?どうしたの魅音?」 「ちょっと、外でお話できますか?」 車から悟史くんを連れ出して葛西には何も知られないように林の奥へ進む。 私の今までの行動は、明らかに、園崎本家の逆燐に触れるものだ。 今年のオヤシロ様の祟りは既に下された。なのに鬼隠しはまだ、実行された様子がない。 私は本気で、鬼隠しを恐れ始めていた。 園崎の名を穢す者を、例のオヤシロ様が見過ごすものだろうか。 私がもし、鬼隠しにあったら。それは他の鬼隠しとは全く違う。 私の存在そのものが鬼隠しされるのだ。 だから、せめて、……。 「私、魅音じゃないんです」 「…え?」 「魅音の双子の妹の、詩音です。…ずっと魅音のフリしてました」 「………」 悟史くんは黙り込んでしまった。 まぁ普通の人間ならいきなり双子で~すとか言われても混乱する。 「うち、決まりがあるんです。双子が生まれるのは好ましくないことだって。 だから、私がいるのって不都合で…村の方では私のこと、お年寄りぐらいしか知りません」 「………」 「ただ…、悟史くんには私のこと…知ってもらいたくて…ひゃっ」 悟史くんの暖かい手が私の頭を撫でた。 「しおんって言うんだ…えっと、こんにちわ」 悟史くんの笑顔が眩しい。この笑顔のためだったんなら、もう鬼隠しだって怖くない。 「名前、どう書くの?」「詩を詠むの詩に、音です」「良い名前だね」 「会ったのは、いつ頃?」「あの、不良に絡まれてた時の…」「あぁ…、そっか」 「ずっと、興宮に居たの?」「えっと、会う数日程前から、さっきのマンションに…」 魅音じゃなく、詩音として悟史くんと会話できる。 私が夢にまで見たことが今、目の前で起こっている…。 「前からちょっと変だとは思ってたんだ。でも、まさか双子だなんて考えもしなかったな」 「怒ってますか?…ずっと…騙してたこと」「…そんなの、怒ってないよ」 …良かった。悟史くんに嫌われなくて。本当に良かった。 「よくわからないけど、…おうちの決まりじゃ仕方ないよ。…詩音も…大変だったんだね」 「…でっでも、悟史くんが、いたから全然…………悟史…くん?」 悟史くんの表情がおかしい。 何かに怯えながら無理に笑顔を保とうとしている様な…。 「どうしたんですか、悟史くん」 「…詩音。…詩音は…知ってる?オヤシロ様の祟りのこと」 「お、オヤシロ様…ですか…。オヤシロ様がどうしたんですか悟史くん」 「最近、学校に転入してきた子がいてね…。聞いたんだ…その子に…」 …お姉ぇが確か前にそんな話をしていた。 竜宮レナとかいうちょっと変な子が、つい最近転入してきたと。 「足音が、一つ余計に…聞こえたら…オヤシロ様の祟りに遭う、前兆なんだって…」 オヤシロ様…ちょっと待って。竜宮レナは確か県外から引っ越してきたって…。 こんなど田舎でだけ信仰されているような神様の祟りの話なんて何故できるんだ。 「あ、足音の話なんて始めて聞きました…。最近出来た噂か何かですか?」 「実際に、あるんだって、オヤシロ様に後ろをついてこられたことが」 ………これはきっと悟史くんが一生懸命捻り出した冗談か何かだ。 私は笑い飛ばせばいい。 こわ~いっとかきゃーっとか黄色い声でも上げて笑ってあげるべきなんだ。 「ずっとつけられてるんだ…。僕も。」 「………さ、悟史…くんが?」 「足音が、一つ余計に…聞こえて…。ぺたぺた、ひたひた、近づいて、来るんだ。…オヤシロ様が」 ………悟史くんがそんなに嘘が上手い人だとは思えない…。 「……僕も、消されるのかな…?」「なっ!?何いってるんですか!?そんな…わけ……」 確かに悟史くんの両親はオヤシロ様の祟りに遭っている。 ダム建設に賛成してたとかいう程度の理由で。 でも悟史くんは別に、オヤシロ様に祟られるようなことは何一つしてないはずじゃないか…? 彼は雛見沢にずっと住んでいる。 私なんかとは違って何かのルールとか決まりを自分で破ろうとする人でもないだろう。 …彼がダム賛成派の子供だから?…そんな、そんな程度の理由でなんて、……ありえない。 「詩音…。もし……もし僕が…消されたら……その時は、…さ…沙都子を………」 「なっ何してるんですか悟史くんッ!!?血が!!」 悟史くんの腕が真っ赤になっていることに気づく。一体いつの間に? 藪の中で何かが刺さったのか、と一瞬思った。……違う。 悟史くんが自分の手で、爪で、自分の腕を引っ掻いていた。一体、何だこれは…!? 「……沙都子……妹が…一人になっちゃうから……沙都子のこと………」 血が出てるのに、指先まで真っ赤になってるのに、悟史くんは止めてくれない。 「何してるんですか!?痒いんですか!?掻いちゃ駄目!血が!血がぁ…ッ!!」 思わず飛び出して静止させようとしがみ付く。 彼の手が腕から離れるのを見て、私は安堵の息をついたのに………。 その手は、悟史くんの首筋に…。そんなとこから出血したら、どうなる?どうなる!? 「駄目ええぇェッ!!!!!」 悟史くんの首を両手で守る。 彼の爪が手の甲に食い込んで激痛が走ったけれど、そんなことどうだって良い。 この手を離したら悟史くんが…! 「………信じてたのに」 え…?今の声、誰の…………。 「ぃぐああッ!!!……なっ…ぁ…」 信じられない、バットも満足に持ち運び出来ない彼の腕が私を投げ飛ばしたことが。 信じられない、彼の口から罵倒の言葉が飛び出してることが。 信じられない、………彼の暖かい手が…振り飛ばすために…私の頭に触れたことが…。 「みんな僕達を虐めて、沙都子まで…、魅音まで…、……お前までええぇッ!!!!!」 踏みつけられる。蹴り上げられる。殴り飛ばされる。 視界がぐるぐる回って余計に理解力が働かない。 「悟史くんどうしたの!?お願い止めて!止めて!!私が何かしたの!?何で!?何でッ!!」 叫んでも返ってくるのは意味のわからない言葉ばかりで、その全部が胸の奥まで傷つけようとする。 悟史くんの手が触れて、私の心が一瞬安らいだのに、その手は私の髪を引っ張り上げて、突き落とした。 今、こいつは何をしようとした……。 間違いなく僕は絞め殺されるところだった……。 こんなことが有り得るのだろうか?……何をまた甘いことを言ってるんだろう。 あの園崎家なら、高々子供一人二人が相手でも徹底的に苛め抜くことが出来るんだ。 ……双子っていうのは多分、本当だろう。そう考えれば色々な部分で辻褄が合う。 打ち明けたのは、僕が不審に思っていることにでも勘付いたからだろうか…。 騙してたことを怒ってないか、なんて…白々しい……ッ!! ………全部僕を、苦しめるための芝居だったのか。 どんな時も笑顔で笑いかけてくれたことも、毎週毎週応援しに来てくれていたことも、 楽しく買い物をしたことも、面白がって僕の頭を撫でてくれたことも、 全部、嘘だったのか。 気を失った詩音の顔を見入る。冷淡な友人と不思議なぐらい全く同じ顔。 まだ呼吸はしてる……目が覚めたら、また僕を殺そうとするのかな…。 …多分そうだ。こんな姿でもあの園崎魅音の妹なんだ。 僕一人殺すぐらい容易いような教育は受けてるんだろう。 「………詩音。もし、僕に北条の苗字がなかったら…もう一度買い物を手伝ってくれるかな?」 答えが返ってこない事を嘆くべきなのか喜ぶべきなのか、わからない。 「君がいないと、ブロッコリーとカリフラワーを間違えてまた怒られちゃうんだ」 どうすれば良いのか、わらない。 いつもみたいにそっと頭を撫でてみるけど、ちっとも彼女は喜んでくれなかった。 「缶詰コーナーには行かないって約束するよ。だから…」 僕の手には、彼女の真っ赤な血しか残らない。 ………。クールになれ…。 どうせもう僕は戻れない。人を一人殴り殺して。今度は少女を殴って蹴って気絶させた。 ……そうだ…、今僕は初めて優位な状況にいる。そして、どう足掻いたって、僕は消されるんだ。 傷だらけになった体を正面へ寝返らせて、少し血の滲んだ唇に口をつける。 彼女に拒否権なんてない。復讐だから。 穢れた北条の手で、汚してやる。一生拭い切れない傷を園崎へ植え付けてやる…。 「……さようなら、詩音」 血の染みたセーターを剥ぎ取る。痣と擦り傷だらけになった体に感じる罪悪感。 幸い彼女の立派な胸は大した傷を受けなかったようだ。 欲望のままに掴んで齧り付く。想像してた以上の感触で僕の体は興奮することが出来た。 邪魔な服を捨てながら傷から染み出る血を舐め取とる。 鉄の味が咥内を刺激する。柔らかくて少し苦い体。 こんなに綺麗な肌をした女の子が、人を殺そうとするなんて今でも信じられない。 傷口に舌を這わせると体が一瞬震えたように見えたが目は覚まさないらしい。 弱い気持ちを捻じ伏せ、詩音の足を持ち上げてベルトに手を掛ける。 こんな場所に入るんだろうか。…凄く、痛いんじゃないだろうか。 出来れば今すぐ目を覚まして、僕を殺してくれないだろうか……。 濡れていないその場所は重ねるだけでも感覚を呼ぶ。 先端を銜え込ませるだけでも十分過ぎる程の刺激。彼女の体が無意識のまま強張った。 先走りを促してから、勢いをつけて捻り込む。 詩音の中はただ僕を拒絶しようと躍起になっている。 「う…ッ…くぁ…………ぃ…おん」 想像を絶する痛みと快楽に意識が溺れていく。 打ち所が悪かったのか、詩音は体中をびくつかせて痛みを訴えているのに目を覚ませない様だ。 幾つかの感情の対象を屈服させる震えが、胸の奥の野獣を呼び覚まさせた。 このまま僕を拒絶し続けていればいい。そうしていればすぐに終わらせてあげる。 もう、戻れない。僕の帰る場所はもう、何処にも残ってなんかいないんだ。 私、眠ってたのか。ここはどこだろ。意識が朦朧とする。 林の中…私…変なところで寝てるな……あははは……。 誰かの吐息ガ聞こえる。私はその主を目に入れて、愕然とするしかなかった。 後頭部と体中の激痛が戻ってくるのと同時に、全く別の、信じられない痛みが私の体に訪れる。 「……ぁ…ぅぁ…さ、さとしくん………んなっ……」 恐る恐る、その場所へ目線を動かすと、私の嫌な予感は……見事に、的中していた。 「…ぁああ!!いやあぁ!!!いやああアァアアッ!!」 見間違いなんかじゃなかった。幻でもなんでもない。間違いなく、彼のものが私の中に…。 「はなしてええぇ!!!痛いの!!いたいのさとしくんッ!!おねがっ…うぅう!!」 泣いても叫んでも喚いても、息を荒げて衝き上げられるだけ。 信じられない、こんなの悟史くんじゃない!!知らない人なんだ!! 「あぁっ…いやあああ…いやああ!!…ぃぁああッ…」 好きだから、それを望んでこなかったわけじゃない。 でも、こんなのは決して望んでなんていない。 もっと幸せで、甘くて、素敵なものが良かった。ずっと、忘れたくなくなるような…。 「ぇぐっ…いや…ぁ…いや…うぅううっ…くぅっ」 痛いって言葉が分からないのかな?嫌だって言葉がわからないのかな? …違う。その言葉は、悟史くんが今までずっと呟いてきた言葉なんだ。 妹の世話を押し付けられて、大人と子供の間に挟まれて、 なのに、誰もその言葉を聞いてあげなかった…!聞こえてたのに!! 「ぅぐぁあぁぅっ…うぅっ…くっ…ううぅっ…」 ごめんなさい。何も出来なくて。私は何もして上げられなかった。 私に悟史くんを責める権利なんてない。ごめんなさい。 今私が感じてる痛みなんて、今まで悟史くんが感じてきた痛みに比べればなんて軽いんだろう。 動きは激しくなって、衝撃はどんどん鋭さを増す。耐えるよ、悟史くん。だから、だから…。 「…っひぅぐぅう…!!!…ぅ…」 中で…ひくひくして…いっぱい……。 これは、涙だよね。悟史くん、ずっと我慢してたんだもんね。 うん、いいよ。いっぱいだして、いいよ。まだ足りないなら、何回でもいいから。 だから、いっぱい泣いたら、…全部終わったら…、また笑って撫でて欲しいな。 絶対に、絶対に最後まで忘れないから…。 「……さと…くん………だい………す……き………」 カレンダーを見つめる。今日が、沙都子の誕生日。 何度目になるかわからない今日を、ささやかにワインとショートケーキで祝う。 明日は一人きりになった沙都子を、いつものように迎えに行かなければ。 皮肉だ。沙都子が子供から成長する日が沙都子にとって絶望的な一日だなんて。 ずっと兄に甘えてきた彼女のツケを、彼女は最悪な形で払わなければいけない。 「…梨花……」「…何よ、もう終わった?」 人がお祝いをしてるというのに、この神様は本当に空気の読めない奴だ。 陰気臭い顔のせいで折角のワインも台無しじゃないか。 「この世界は…もう…いらないのです……」 「あら、今回はまた落ち込んでるわねぇ?どうしたのよ、まさか悟史が解剖でもされちゃった~?」 なんて笑えない冗談。こんな冗談言わせやがって。 ケーキはお預けにして、後でキムチでも食べるか。 「詩音が、死にました」 ………何を言ってるんだこいつは。意味のわからないことをぬかすんじゃない。 詩音が死んだって?…だって、今日は……まさかそんな…あの詩音が、今日、死んだだと…? 「悟史が、詩音を殺しました。…悟史は…その後山狗が見つけて捕まえて…、いつもと同じなのです…」 「何よそれ!!何なの!?どうして詩音が悟史に殺されなきゃいけないの!?どうして!?」 だって、そりゃ、詩音は嫌なやつだけど…よりにもよって悟史が……!? 羽入の顔はいつになく青い。きっとろくでもない殺し方をされたんだろう。聞きたくもない。 「……そうね、…もうこの世界に用なんてないわ」 万が一生き残れても、悟史が帰ってこなければ沙都子は永遠に苦しむことになる。 でも、もしこれで悟史が帰ってきたら、………悟史はまともでいられるのかしら? 見所と言ったら、詩音がいなくなったらとうとうあの魅音が発症するかしら、なんて所ぐらいね。 「詩音は、きっと最初からいなかったことになりますのです。…あうあうあう」 ……明日は沙都子を迎えに行こう。この雛見沢はもう、いらない。 fin -
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t 「ねぇ圭ちゃん。今日はどっちがいい?」 休日前の昼下がり。さーさーと降る雨音が圭一の部屋の外から聞こえていた。彼は目の前にいる二人の少女に見詰められていた。園崎詩音と魅音は圭一とは一歳年上の双子である。彼女らは恵まれた家庭の令嬢だから、育ちが良い。成長の著しい膨らみを追ってしまうのを圭一は自覚した。 「駄目です。お姉! この前は圭ちゃんとべったりだったじゃないですか」 制服の詩音は言そう言って圭一に視線を戻すと、四つん這いなって近づいた。上目遣いで迫ってくる詩音を見るとまるで牝猫のようだなと圭一は感じる。大きな目と整った顔立ちよりもぶらんと重力に負けたブラウスの膨らみのほうに目が行った。 「そりゃ……この前は私が、そのアレだったけど」 女の子座りの姉を尻目に詩音はきゅうっと圭一の腕を抱いた。膨らみを腕にめり込ませているのに気づいて 「ずるい、詩音! またそうやって出し抜けてっ」 ふふんと一瞥する詩音を見て 「ねえ圭ちゃん……詩音、選んじゃうの?……」 くいくいと圭一の小指を引っ張りながら魅音は言った。詩音とは違った弱々しいしぐさが圭一の心を打つ。守ってやらねばという男特有の性をかき立てるもので不安そうに八の字に曲がった彼女の眉がそれに拍車をかけた。 「私選んでくれますよね」 「圭ちゃん、どっち……?」 交互に迫る催促の声に 「はは……参ったな」 圭一はそう声を出した。 彼女たちが圭一のそばに寄るようになって日は浅い。都会からやってくる同年代の少年の表裏のない振る舞いや顔立ちに惚れたのか。最初は魅音のほうが寄るだけだったが、妹の詩音と面識を持ってすぐに詩音の方からも言い寄られた。 「圭ちゃんお弁当作ってきました」 「私が代わりに罰ゲームを受ける……圭ちゃんは黙っててね……」 気味が悪いくらいの積極さに疑問を持ったことはある。村の名士の娘に好意を持たれ、毎日を浮かれて過ごしていたわけではなかった。同時に自分はこんなにも求められる存在なんだなと自惚れを抱いた。しかしそんな思いや疑問もすぐに消えた。言えば何でもしてくれて二人にも求められたから。 増長した圭一が二人に猥談を持ち掛けたことがあった。その日の真夜中に圭一は童貞を奪われた。 「詩音に越されちゃ嫌なの……」 真夜中に瞳を濡らして布団から這うように上ってくる魅音に下半身を許した。彼女の薄い襦袢と布団が擦れる音が耳に刻まれた。妹に比べると大人しそうな感じだが魅音は激しく腰を打ちつけて、喉を鳴らして精飲した。普段の魅音との格差に圭一の心も体も焦げ付いた。夜這いなんて本当にあるんだなと片隅で思いながらその日は一緒に魅音と朝を迎えた。 魅音の中の感触が残っていた時、言うなら魅音に犯されて数日もたたないうちに次は詩音が迫ってきた。 「どうしてお姉なんかと!」 血相を変えた詩音にまくし立てられた。学校からの帰り道に一方的に口から泡を飛ばされて強引に手首を掴まれた。半ば無理やり詩音のマンションに連れ込まれると 「忘れさせちゃいますから」 そう言って詩音は制服を脱いだのだ。 初めは饒舌になり、笑みを浮かべていた詩音だが時間がたつにつれて 「駄目ぇえええ圭ちゃんっ! そんなに突いたら壊れちゃううぅうっ!!」 と自分から連れ込んだくせにしおらしくなっていった。 勝気な詩音を下にしてペニスをぶつけてやったのは今でも忘れられないと圭一は思う。行為を終え指を銜えて意識を手放した、荒い呼吸の詩音を見て途方もない征服感に見舞われた。詩音の普段とのギャップに体も心も毒された。 あとは転がるだけだった。若い体の情欲に抗うことなどできずにエスカレートした。 「耳かきしてもらいたいな」 と二人の前で話した。魅音と詩音はしばらく顔を見合わせていたのだが 「圭ちゃんの言うことなら聞く……」 「楽しみにしててくださいね」 魅音は真顔で言った。詩音は笑みをこぼしながら快諾した。 「詩音を選んでくれますよね? 今日のために練習してきたんですから」 「練習って……」 「葛西に頼んで」 「葛西さん使ったの? それずるいよ詩音」 「最高だって言ってくれました。それでお姉はなにか?」 「私は……何も……」 魅音の無策ぶりに満足げな笑みを送ると 「ほら、圭ちゃん。私には実績があるんです。……もしかしたらお姉は圭ちゃんの耳傷付けちゃうかも」 「し、詩音! そんなことないよ。圭ちゃん。私だって一生懸命する……」 やはり算段になると魅音は負けてしまうらしい。 「うん……じゃあ今日は詩音に頼もうかな」 「そうこなくっちゃ!」 「圭ちゃん……」 頭を垂れて落胆する魅音。圭一は彼女を見てすっと頭に手をやった。頼りなく身を震わす魅音の頭を優しく撫でた。魅音は本当に落ち込んでいるのだろうか、もしかしたら魅音なりの気の引き方を自覚して実践しているのでは? と圭一は思った。事実なら魅音も詩音に劣らないくらいの才媛なのかもしれない。 「ごめんな魅音。でもこの前はお前と相手をしただろ?」 泣いてしまいそうな彼女を圭一はフォローした。しだいに顔を上げていき 「わかった、今日は詩音に譲る……圭ちゃんがそう言うなら」 「はいはい、そこまでそこまで」 詩音は二人の間に割り込む。 「さあ圭ちゃん楽しみましょう」 「柔らかい」 圭一は息を吐いた。 制服の短いスカートから突き出ている長い脚に頬ずりをする。生温かくて弾力があった。制服というのがうまく彼のツボを突いていた。 ───だから詩音は制服だったんだ 魅音はここで確信した。男心を刺すために詩音は制服を着たのだと。太ももを圭一に触って楽しんでもらうように短い制服のスカートをチョイスしたのだ。魅音は自分の長いスカートをぐっと握りしめながら詩音の計算高さを感じた。 「私も圭ちゃんの体温感じれてうれしい」 耳かきを握る。綿棒ではないところに彼女の気遣いが見えた。 「じゃあいきますね」 軽く息を浴びせると圭一の耳の入り口から始めた。 「ううぅぁいいよ……詩音」 弱々しくもなく力を調整して突き立てていく硬い木の感触に声を漏らした。かりりと詩音が耳の一点を努めているのを感じてそこに耳垢がこびりついているのを想像した。自分の汚物を見られこそぎ落とされているのを考えると背に粟が立ち、圭一のペニスは温かみを増していった。 「圭ちゃん気持ちよさそう」 魅音がつぶやく。彼の盛り上がっていくズボンの股間を魅音は見逃してはいなかった。 「ちょっと中に入っていきますよ」 詩音は耳かきを深く差しこんでいく。差し込むごとに漏れる圭一の吐息を自分のももに感じて詩音は満足げに微笑んだ。木の反り返りが垢を削っていく。 「痛くないですか? 大丈夫?」 と逐一、詩音は圭一を気遣う。婚約し新妻になったら詩音は尽くすタイプだろうと圭一は思いを巡らせた。毎日、彼女の手料理を味わってみたいなと思っていた時に 「ほらぁ、いっぱい」 耳かきを堪能する詩音の満悦そうな声が届く。耳の粘膜のこすられる心地よさは下半身にも達した。ペニスの体積は限界以上に増して、きんきんと痛み、ズボンを膨らます。 「し、詩音……マジで半端無いな。すごい良いよ」 「ふふ、ありがとうございます。それじゃあ今度は逆の方を……」 「圭ちゃんの顔やっと見れた、ふふ、圭ちゃんのほっぺ熱い」 正対するから今度は詩音と目が合う。整った顔立ちの詩音も気になるが圭一の目線の先には。詩音のスカートの端が見える。隙間から奥が覗けそうで心臓が高鳴った。 「ねえ、詩音まだやるの?」 女の子座りで静観していた魅音が絶えられず声を出す。詩音と圭一がまるで夫婦(めおと)のように見えてさっきから気持ちを持て余していたのだ。好意を持った異性と妹の触れ合いに少なからずは嫉妬の情を持ち続けていた。 「お姉ったら。人に耳は二つあるんですよ~、。もしかしてお姉には無い? くすくす」 茶化して魅音の介入をかわす。魅音は押し黙ってしまった。 「詩音……はやく頼む……」 圭一からの催促を受けうなずき、勝ち誇った笑みを魅音に送り込んだ。 「圭ちゃんもこう言ってますし、ふふ、ごめんなさいお姉」 言い返せない魅音を無視し詩音は目下の圭一に向かって言った。 「ねえ……私の恋人になってくれたら毎日圭ちゃんの思うことしてあげますよ……例えば」 詩音は圭一の目前にあるスカートの裾に手を掛けゆっくりと摘み上げ始めた。 圭一は喉を鳴らした。隙間が広がって奥の詩音の下着が薄く暗闇の中で見えた。 「詩音……今日は白?」 「……圭ちゃんのエッチ」 自ら下着をさらしてほほ笑む詩音がいた。恥を感じるのではなく見てもらっている。詩音の心の中は喜びで溢れていた。同時に姉の魅音を一瞥する。唇を噛んで見返された。魅音とはこの際はっきりと差をつけて圭ちゃんの意を得たい。詩音はそう去来し再び圭一の耳の中に棒を差し入れる。 「逆の方も気持ちいいよ……本当……詩音……あう」 耳の中を美少女にほじくられ、目の前には彼女の下着が揺り動くのが見える。しかも自分の意思で下着をさらしているのだ。甘い声でうわぁ、すごいとか少し力込めますねとか常に自分に気を回して掃除してくれる。圭一は夢心地だった。 「詩音……耳かき終わったら……」 圭一は魅音に聞こえないような小声で話す。それにつられ詩音は圭一の口に耳を近づける。 「……はい……お口でも何でも、圭ちゃんが言うのなら……圭ちゃんのアソコも苦しそうですし。私もその……圭ちゃんの顔を見てると結構……」 チラッと詩音は圭一の股間に目をやる。彼女にも圭一が耳だけでなくて下半身にも快感が寄せているのが理解できた。彼のズボンがぱんぱんと張っていたからだ。 「じゃあ仕上げに入っちゃいましょう」 もう終わってしまうのか。圭一は惜しく思った。しかしながら終わったら詩音に下半身の処理をしてもらえる。今見ている詩音の白い下着を脱がしてペニスをそこに押し付けることができると思うと、どうしようもなく高揚した。 「気持ちいい…………うあああ!」 突如圭一が声を荒げて詩音の手が止まった。驚いて耳かきを持つ手ががくっと震える。 「け、圭ちゃん? ど、どうしました?」 息を吐き、くぐもった声を出している圭一を見て耳の粘膜を傷つけてしまったのかと思った。おろおろとうろたえながら圭一の名前を呼ぶ。すると 「み、魅音~~! うぐっ!」 魅音? そう聞こえた詩音は魅音へと目線をやる。詩音は目をむいた。 魅音が圭一のペニスを口に入れていた。口に入れるというよりくわえ込んでいたのだ。じゅっぷじゅっぷと粘膜のすれ合う音が耳に入る。唇で上下に激しくしごきあげて一直線に吐精に導こうとしている。 「こ、こらぁ! 魅音!」 詩音が声を荒げる。圭一に夢中で魅音を見る余裕がなかった。圭一も耳掃除に傾注して魅音にジッパーを下されたのに気が付かなかった。 ちゅうちゅうと亀頭を吸い上げた後にペニスから口を離した。 「ごめん詩音。圭ちゃんが……苦しそうだったから」 顔色を変えずに魅音はつぶやくと再び音を立て始めた。詩音の膝の上で唸る圭一を見て詩音は思った。せっかく圭一と二人で夢見心地だったのにと。最後で姉にまくられてしまった。嫉妬の感情が出てくるのを詩音は感じた。大好きな圭一が自分の膝の上に頭を乗せて姉にヤられているのだから。 「~~っ!」 と困惑する詩音に圭一は 「し、詩音も」 つぶやいた。 「耳かきをつ、続けてくれ……うおぅ。頼む……」 魅音をとがめようと考えていた時にねだられた。圭一は詩音に耳かきをさせながら魅音の口内に射精したいのだ。詩音は自分が射精に導くのではなくて、姉をサブ的な立場で手伝うのは嫌だと詩音は考えた。 「し、しおん……お願い……」 しかし圭一に甘い声で呼ばれると拒否はできない。魅音に圭一を独り占めさせてしまうし、第一、圭一をないがしろにしてしまうからだ。 「もうっ、圭ちゃんたら……仕方ないなぁ」 ため息をついて、詩音は再び耳かきを握った。魅音はペニスを含みながら詩音の様子をまじまじと見ていた。 艶めかしい粘膜の擦れ合う音の中詩音は再び耳掃除に始める。圭一のあえぎと顔を目前で見れるのは良かった。が、魅音が躊躇なく口をグラインドさせているのを見るのは、正直癪だった。 「ううっっくうう!」 もはや耳での快感はなく魅音によるペニスの刺激で感じていると分かる。詩音の心境は正直穏やかではなかった。 「ひもひいい? へいひゃん?」 ペニスを離さずに話す魅音が疎ましく感じる。 「ちょっとお姉、そんなにがっつかないでください!」 と詩音。圭一がびくびくと動いて耳掃除どころではなくなっているのだ。急に動かすものだから、下手すれば圭一の耳の穴を傷つけてしまう。 「ごめん詩音」 と魅音が言った。口を離して詩音に謝罪したが懲りもせず再びペニスをくわえ込むと じゅうじゅうと吸って激しいピストンを始めだした。圭一もがくがく動き出す。 耳かきもできないが、それ以上に圭一を魅音に取られた感じがして仕様がない。 「ほんっとに節操がないですよね、お姉って」 姉に向かって言い放った。魅音は圭一のペニスの味を吸うのに夢中なのか何も言い返さなかった。ふんっと鼻を鳴らして魅音から目を切ると 「ごめんなさい圭ちゃん、お姉が変態のせいで……せめてこれで我慢してください……ごめんなさい」 詩音は耳かきを放り投げた。 「し、詩音?」 圭一からくすぐったい耳の感触が消えた。せっかく耳掃除しながら射精できそうなのにと思っていた。怒ってしまったのかと感じたが 「!?」 圭一のほおの辺りに柔らかい感触が降りてきた。暖かくて弾力のある、そしてブラウスの衣摺れも感じる。詩音の両の大きな胸が彼のほおに覆いかぶさってきたのだ。 「おぁあああっつ!」 「こうするしか……んん、ないんです……お姉のせいで、んむん」 詩音は耳かきを続けていた。自分の舌を使って。圭一を気遣い知恵を絞り考えたのだ。 「これなら圭ちゃんが動いても傷は付かないですよね?」 舌先をすぼませ、耳腔に突っ込む。かがまないと圭一の奥まで届かないから必然的に大きな胸を彼に押し付けないといけなかった。 「し、おん……それヤバっ」 圭一の返事が聞けて詩音の唇が緩む。再び圭一をモノにできたと思うと詩音の心は興奮した。圭一の感覚は下半身から再び耳に移った。ただ耳を舐めまわしているのではなくて舌先を一点に集中させているのがわかる。律儀に圭一に従って耳掃除をしているのだ。 「んーん、圭ちゃんの耳苦~い」 と言いながら詩音は自分の舌で垢を落としていく。自分の出した汚物を味わわせている。その非常識な行為が圭一の射精欲を押し出す。 「っつあああ……」 魅音の方も変わらずに唇でしごき続けて圭一の体液を外に出そうとしている。 「み、魅音、もう出る……!」 それを聞いて魅音はぴくりと顔を震わせた。口を離す様子はなくそのまま速度だけを上げた。 「ほら」 ほおから詩音の乳房の感触がなくなった。上体を浮かせた詩音は 「こんはひ、ほれちゃいまひた。へいちゃん、ひえまふ?」 舌を突き出したまま圭一に言った。詩音の舌の上には白っぽく毛羽立った彼の耳垢が乗っていた。何と言ったのか理解ができなかったが、詩音の舌の汚い耳糞を見て何を言ったのか悟った。 ───こんなに取れちゃいました。圭ちゃん、見えます? と。 圭一のそれを乗せたまま詩音は口内に舌をたたみ込んだ。くちゃと咀嚼するのが聞こえた。 音が聞こえて少したった後に圭一が天を仰ぎ背筋を反らしだす。 「いっぱい、いっぱい、お姉の口に出してくださいね」 そう言って詩音がごくんと喉を震わせた瞬間に一気に陰茎の中の圧が上がった。 「お、おうううふっっ!!」 そのまま熱い魅音の粘膜に吐き出した。魅音は脈動に合わせて小刻みに顔を震わせた。一滴たりともこぼさない魅音を見て詩音は 「お姉は欲張りですね」 と言った。尿道をストローにして魅音は残りの液を吸い出す。しばしの逡巡の後に 「圭ちゃん……やっぱりおいしい」 と舌なめずりをしながら言った。涙を浮かべているが普通に話しているのを見ると魅音は精液を飲み干してしまったようだ。 「はふぅ、はぁ、はあ」 目をつぶりながら荒い呼吸を繰り返す圭一。膝の上で頬を熱くしながら息をする圭一を見て詩音は熱っぽい視線を送る。 「詩音」 唐突に名前を呼ばれて詩音は顔を上げる。魅音が目の前にいた。 「ずるいよ詩音、圭ちゃんの耳独り占めして」 えっ、と聞き返す間もなく魅音は詩音の唇を奪っていた。目を見開く詩音。逃れられないように魅音は手を回し込んで詩音の後頭部を抱き込んだ。 「……んん。本当に苦いね、詩音」 魅音は詩音の口内に残った残りカスを彼女から奪い取ろうとしたのだ。同時に詩音にも自分の唾液と一体化した圭一の精液を送り込んだ。初めは驚いていた詩音だが次第に姉の思惑を理解し 「……でしょ? お姉も精液の味がします」 詩音もまた圭一の残った精液をこそぎ取るべく魅音の口の中に舌を入れた。双子の美少女が耳あかと精液と唾液を飲み合っている。頭上で行われている二人の痴態のせいで圭一の気は段々と遠くなっていった。 「それじゃあね、圭ちゃん」 玄関先で二人を見送った。詩音の肩を借りながら魅音は靴を履く。けんけんとつま先を押しつけていた。 「私も……まあ、お姉に横取りされちゃいましたけど」 不満そうな言葉を並べたが詩音もまんざらではなさそうに言う。 二人が傘を手にした時に詩音が 「ねえ圭ちゃん、今度お祭りがあるの知ってます? うん、そうです、綿流しの」 言われて圭一は思い返す。そうだったと圭一は思った。雛見沢で毎年、祭りが開催されていると聞いたことがある。 「私と一緒に回りましょうよ! 案内してあげます。初めてですよね? 綿流しのお祭りは。圭ちゃんのために浴衣おろしてきますから」 詩音の浴衣というのがずいぶん頭に残った。詩音に腕を組まれて縁日を歩く。花火をやって金魚をすくって…… 「……もちろん夜は……ね。どうです? ぐちゃぐちゃに浴衣着崩して私のうなじに歯を立てたいって思いません? 私と一緒にお祭り行ってくれたら……何でも」 詩音は熱のこもった吐息を耳に感じた。詩音に耳元でぬっと話し込まれていた。気が付かなかった。圭一の指先がかくかくと震え出す。浴衣の帯を剥ぎ取り後ろから犯す。汗ばんだ肌に髪を張り付けてよがる詩音を想像するとさらに指先が震えた。 「ちょっと詩音!」 魅音の大きな声で意識を戻す。魅音はあざとく聞いていた。詩音と逆の方の耳元で姉の魅音はつぶやいた。 「ねえ圭ちゃん、詩音より私と行こ。……もしそうしてくれたら」 魅音は言った。 「中に出していいよ」 頭を殴られたかとを圭一は思った。 「ちょうどね、安全日なの。うん、ちゃんと毎朝計ってるからわかる。圭ちゃんまだ生でしたことないでしょ? させてあげる。そしてさ、そのまま中に……熱いのを……うん」 彼女の舌なめずりの音が聞こえてきた。その音から遅れて 「詩音なんかじゃできないよ……私じゃないと……ね」 生唾が溢れてきて仕方がなかった。待ってると魅音は後に付け加えたが圭一は惚けて聞いていなかった。 「…………………………本当に安全日なんだか」 半笑いの詩音が聞こえないように皮肉った。 雨はより一層降っていた。二人の持っている傘の端同士が時折当たってしずくが散る。 「ねえ、詩音」 「……」 「圭ちゃんはいなくなったりしないよね……悟」 「やめてください」 言葉をさえぎって詩音は抑揚のなく答えた。 「圭ちゃんは外の人間ですから」 「……そう」 ぬかるんだ地面を踏んで泥が詩音のハイソックスに跳ねる。 「今日泊まってく?」 「……そうします」 fin -
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ニュース @wikiのwikiモードでは #news(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するニュース一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_174_ja.html たとえば、#news(wiki)と入力すると以下のように表示されます。 ウィキペディアを作ったiMacが箱付きで競売に登場。予想落札価格は約96万円!(ギズモード・ジャパン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース メトロイド ドレッド攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ツムツム攻略Wiki|ゲームエイト - Game8[ゲームエイト] 【グランサガ】リセマラ当たりランキング - グランサガ攻略wiki - Gamerch(ゲーマチ) アイプラ攻略Wiki|アイドリープライド - AppMedia(アップメディア) Among Us攻略Wiki【アマングアス・アモングアス】 - Gamerch(ゲーマチ) マニュアル作成に便利な「画像編集」機能を提供開始! - ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」:時事ドットコム - 時事通信 マニュアル作成に便利な「画像編集」機能を提供開始! - ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」 - PR TIMES 【Apex Legends】ヴァルキリーの能力と評価【エーペックス】 - Gamerch(ゲーマチ) モンハンライズ攻略Wiki|MHRise - AppMedia(アップメディア) ポケモンBDSP(ダイパリメイク)攻略wiki - AppMedia(アップメディア) SlackからWikiへ!シームレスな文章作成・共有が可能な「GROWIBot」リリース - アットプレス(プレスリリース) 【ウマ娘】チャンピオンズミーティングの攻略まとめ - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】ナリタブライアンの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】ヒシアケボノの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】カレンチャンの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】フジキセキの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) ドラゴンクエストけしケシ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【スタオケ】カード一覧【金色のコルダスターライトオーケストラ】 - Gamerch(ゲーマチ) 【スマブラSP】ソラのコンボと評価【スマブラスペシャル】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ブレフロレゾナ】リセマラ当たりランキング【ブレイブフロンティアレゾナ】 - ブレフロR攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【ポケモンユナイト】サーナイトの評価と性能詳細【UNITE】 - Gamerch(ゲーマチ) 仲村トオル、共演者は事前に“Wiki調べ”(オリコン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【ENDER LILIES】攻略チャートと全体マップ【エンダーリリィズ】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】あんしん笹針師の選択肢はどれを選ぶべき? 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https://w.atwiki.jp/toho/pages/2445.html
コミックマーケット77 2009年12月29日~31日 東京ビッグサイトにて開催 本家は参加をお休み サークル名 CD名 黄昏フロンティア & 上海アリス幻樂団 核熱造神ヒソウテンソク 東方非想天則 ORIGINAL SOUND TRACK 38beets LABOR PAINS PLEASANT 5150 シンフォニック東方Ⅱ ⑨ウリバタケ いろは道中 (空)がたらくぽんほ 少女酩酊中 ㈲はしやすめwithオンパシラオールスターズ はしはじめ <echo>PROJECT [eclat ] A-One DYSTOPIA a-TTTempo Prhythm! A.S.C.Y. Auto-Focus EASTERN GREEN MILE a heal (合同企画サークル) 墨染 (合同企画CD) Aftergrow Like a shooting star.EP AIR WINDOW 夢幻少女の祈る夜 ALiCE S EMOTiON Sphere Calibar Alice Music Masterpiece Alstroemeria Records PLASTIK WORLD AncientChronicle 春風と月夜と共に - Nocturnal Upper-Eastward. AQUAELIE あくえり2 AQUA STYLE 幻想天地人 ARIACROWN 東方紅蓮月 Attrielectrock ACCR a perfect day Bitter Quartz ALCHEMIST BLANKFIELD Fast Forward To End Of East Bloody Sword 東方歌謡メタル BubbleRecords RIBONN C9 Another History C.H.S Unconnected. C-CLAYS 星月夜 -ホシツクヨ- Camphor Camphor Music side create collection #1 Cat Styles 東方混淆夜 Chaos Core Recordings 東方精神裁判 chipion ELECTRiC Re ViEW ChongYoke 戦歌 Cis-Trance 200%東方ハードコア clear quartz 東方響乱樂 弐式 Crazy Voltage Drawing the Spell IV CrossGear Clelia CROW SCLAW Original Intention CYTOKINE 492357816 Dark PHOENiX Arrow Realize dBu music 星弾奏結界 天空航進曲 March over sky 蓮弾奏結界 白夜小夜曲 Serenade at midnight sun DDBY Touhou Synthesis 5 とうほうふゆまつり Demetori 曼衍珠汝華 ~ Nada Upasana Pundarika DESTRUCTIVE ANGEL Extreme Genocide Force Digitalic Party blissout Dxtliant Child Utopia Far East EastNewSound Sacred Factor Eight-Million FUTURE SCATTER Einherjar Records Prologue (Remastered Version) Ex. El Dorado Solaris Lues ELECTRIC RED Subterranean Sun Elemental note 永縁花 -The Eternal of Touhou- Elemental Records Strange Wind eS=S テクニカメリア -TechniCamellia- False&Trues techmatrix techmatrix SPECIAL DISK firephlex productions 東方解酒樽斗 Firinity Factory リトルスタート!! flap+frog dominoes e.p. Foreground Eclipse Foreground Eclipse Demo CD Vol.03 FOX RAVEL VS KINZOK ON UNEXPECTED FIGHT Fragile Online 百鬼夜行 序 free-logic Second-Logic from~?~ V.A./from~?~ Compilation Vol.1 fromadistance eureka Frontier Aja 紅魔城伝説 スカーレット・シンフォニー オリジナルサウンドトラック Frontier Records(FRONTIER CREATE) Happiness ~少女は幻想で恋を唄う~ Garage Lover! B.B.K! GAくらぶ 東方Inst ~KouL MusiC!~ Girl s short hair 境界線 Golden City Factory 東方ミッドナイトフィギュアコレクション博麗 霊夢 夜明けの紅い月 ~ Interview with the Scarlet 東方花歌暦 -2010- GP1 空也色vol.9 Grand Chariot Filled in night star GUNFIRE TOHOBEAT FLASH -EURO CLASSIC EDITION- GYAS 恋色幻想 Halozy Starry Presto HAPPY CLOVER EARTH Iemitsu. Re6-R- Re7-G- Re8-B- Innocent Key 幻想カレイドスコープ IRON ATTACK! Miss Understanding J&B airhead! JA幻想郷 (合同企画サークル) ちゅっちゅ畑でつかまえて ~Kiss Me! Hug Me!!~ (合同企画CD) K2 SOUND 麗鳴 RAY-MEI Karkan 宵星標 KARMART K style [試用版] Kinkora? とある科學の化肥添加劑 -The Golden Phantasy-? KINZOK ON GENSOU HARDSOUND #001 Kissing the Mirror with Tanaka Arctica Day of the Insane Knights of Round Knights of Round 3 Kota-rocK Ghost dignity Kraster 東方雨月譚 くらすたーのささやかなオマケCD Vol.4? Languid space FOUR BEATS Lapis moss 明鏡神水 Like a rabbit 星降る方舟 ~ Stardrop Noa s ark LiLA c Records FAR EAST BEAT Liz Triangle 神風 Lost Garden Kalanchoe tomentosa LunarComet テクノ⑨チルノ ~Te⑨no Cirno~ L連.NET 幻想マインドブラスト M2ind Manufactory UnFOrtunate M3tamix Records TOHO BEATRONIC - oriental blue - M-style 残響アシッドボイス/幾度目かの紅い月 MA S ATTACK 珍時怪異 MAGICAL HAZARD C77 デモCD MetaLuna Corruption Maqam minimum electric design 明治172年のフィクション Minstrel 夢と幻と泡と影 miskyworks Photoshop CS ⑨ monochrome-coat Euphorbia MooN Light Record 魔理沙とパチュリーのテーマによるアコースティックのための Music Mix Organization Sunday Lounge Music Pandora まだほの暗い、春の夜明け N.K.T.Kid ⑨性!グルーブ中毒 プレビュー版 N-tone Side material FLOW Natural☆High Natural☆High NEUTRAL(FRONTIER CREATE) 桜舞い散る夜の闇 NeuzKraft NeuzKraft Chronicle? 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Sing! こうまかん☆ぷぺぽー(正式版) SJV-SC Crossing sociopath 東方星夜宴 Sonic Hybrid Orchestra S.H.O.通信 Vol.3 Sound∞Infinity Conclusion Sound.AVE Lotus SOUND HOLIC 想 -OMOI- TOHO PIANISM I Sound Online Hydrangea sound sepher Cradle2 Sounds of Liberation 綺想曲拾遺 SOUND UNiSON NEST 東方×ロボット合同誌「トーホーロボット対戦⑨」おまけCD SOUTH OF HEAVEN 東方鋼鉄魔 Soy-SOUTH 珀蘭藍花 Stratiotes Abstract strobo head stroboregister Studio *.izumi 残夏-ZANKA- Studio K.N.S. Blooming Apparitions Stygian Riverside Forsaken(DEMO) Sugar Moon Sweet Sugar surreacheese RICOTTA SYNC.ART S White Magic Alternative2009 -winter- Syrufit show me your love TAMUSIC ピアノのための東方夜想曲集「Kwaidan」 東方弦奏響8 東方四重奏2 TatshMusicCircle FAR EAST OF EAST II Teadrops MoonTears THOUSAND LEAVES Blind Night Sorrow LED TLi-synth Melancholic Road Meteoric Stream Tribullets spiral galaxy twin bird? 追憶? UFO County 無料頒布CD ver.C77? UI-70 The splendid world スバラシイセカイ Ultra Magic Mushroom SOLEIL 夜鳥選集「A」 Undefined Field キスメ合同企画(合同企画CD) Nightly Vision Reverse World united daft attack Eastend Shoegazer Unprepared Orchestra Unprepared Orchestra WAVEDRIVE 虚舟 UTZROBUNE WhiTECHNO 無料配布CD(C77) XL Project the starry sky Xotic Ms Scarlet insanity Zephill 天空の摩天楼 アールグレイ 東風谷早苗のDOKIDOKIディスク 比那名居天子のDOKIDOKIディスク 早苗と天子のダブルDOKIDOKIディスク 茜提灯 ムラサキイロ 秋の空 星影の天の原 亜紅紫 Merry Go Survive あなざーでぃめんしょん 東方鋼鉄師 荒御霊 SpellTech Upper!! いえろ~ぜぶら Special Data Disc? touhouM-1-4 SOUND DISK? いえろ~ぜぶら あーかいぶ イオシス 東方JeuXinTerdiTs ウラメンソウル wakuraba distribution うんちく商事 晴憐譜 縁側話製作委員会 東方縁側話Vol.0 東方小運動会1 オーライフジャパン 鋭鋒乃風標 岡垣正志&フレンズ SCARLET FANTASIA Ⅳ 堕武者グラインド 東方マカダミア104~Stab me if you can. 音塚 東方編曲粋 音召缶 東方音対無 -第参局- 東方幻核禄 -とうほうげんこあろく- オリエンス Passion Blossom かくてるM49 palette 華絹花 春夏秋トウホウの参 ~Fantastic Crimson Night~ かざみの物置 passed collection 株式会社虎の穴 東方恋々符 ~幻想遊歌~ 神乃木製作所 東方神楽祭Vol.3 かも 東方三番街 ~ 3rd Ave. 3rd St. E, Bailamos Samba! きくちけ 東方アレンジ集 其の弐 きちんとトンチキ 東方囃子絵巻 春雪異変ノ章「桜-SAKURA-」 君の美術館 palette ~人々が愛した幻想郷~ 餃子屋本舗 東方二胡 蝶譜 「死せる胡蝶、生ける聖僧を走らす」 狂奏楽団 東方夢幻奏 ~The dream and phantom with ephemeral tune~ 銀河ドロップス? sparkle talk? 銀針×向日葵畑 コイヤミツキ くおりあ アルバム名不明 クマノヘヤ 東方多重声 ~夢~ クラゲノボーン 東方大丈夫 けんたん亭? 東方鋼鉄物語? 恋色屋 妖符「恋花繚乱」 ココナツプリン あみゅれっとぉ。(ココナツあみゅれっとぉ。) 大吟醸かぜはふり 狐兎疋 落花流水 こなぐすり 東方河童乃薬 最高微? レザマリとヴァンパイア? 戯音楽団 Into The Mysterious Mountain 斬 東方純邦楽 Phantasmatikal Guitar Oriented 彩音 ~xi-on~ 東方志奏 4th Spell -Gust of Wind- さかばと 現世ボーダーライン 時雨月横丁 櫻花萃奏樂 ~the revival of cherry blossoms ししまいブラザーズ 大楽符 したく計画 嘉辰令月 死際サテライト ANALOG GIRL IN A DIGITAL WORLD EP 小龍包 est purple 趣味工房にんじんわいん 東方発表会 第一部 ~ピアノとアンサンブル~ 巣鴨北口店 最終飛行 ストリチナヤ 幻想郷異国紀行 スパイラル小町 東方ずっと8月 瀬々屋? 氷娘 コミケ限定盤? 瀬戸八十八夜 東方責任転嫁 瀬戸八十八夜+スパイラル小町 東方マキシマムドライブ セブンスヘブンMAXION ヒトリヤクモマツリ ヒトリヤクモマツリ After Carnival そぉい(笑) 東方おでんチルドレン 第二生徒会室 厄災のない世界へver.0 魂音泉 World s End Garden ちゃーちもーど 東方mochatronik? ちゅんちゅん雀? 紅月 -クレナイツキ-? 凋叶棕 宴 てくてくあるく。 東方演舞奏 でんしほたる 東方聖再誕 天然ジェミニ 東方香辛甘味 東京アクティブNEETs three stars 東部開拓地 オオイナル 七誌 幻想トリップ ななふれっと 東方キャサリン 虹色論理 SCARLET TEA BREAK バールのようなもの 東方聖夜祭 ~紅魔館のクリスマス~ はちみつくまさん Stardust Scraper 東方星天綺 はちみつれもん Over the Magic 発熱巫女~ず Re Starlights & An Umbrella ばらねこ 百鬼夜行(ばらねこ) ばんだいく determinismus パンの耳のもっとはじっこ 例大祭販売デモCD? ぴずやの独房 Bibamus,moriendum est. 武士的魂 真東方萌無双 ベター工房? 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